カテゴリ:現場の小ネタ
最近職場で、愚痴をきいてもらえるおともだちがいる。 いつもは自宅で末娘を相手に愚痴ってるのだが、愚痴を通り越してただの馬鹿話になるのがデフォで、まあ「愚痴」らしいってばらしい。発散して終わり、というやつな。 よくいわれることに「女性は共感してほしいだけで、対策など求めていない」というのがあって、そうかもねと思ってた。たとえば愚痴ったとき、 「それはあなたも悪いところがあるからじゃないの」 「仕事ってのはそういうものだよ。楽しいだけだと思ってるほうが甘い」 「あなたはそういう感じ方をしたわけだ。考えかたを変えてみたら感じ方も変わるんじゃないの?」 「言ってもらえるだけ有難いと思わなきゃ」 みたいなことを言われたら、愚痴らなきゃよかった……と思う。 でもそれって、「共感を得られないから」なのかな? 「ふーん。まあそういうひと、いるよね。伊藤さん、こんなふうにしてみたらどうでしょ?」 そんなふうに愚痴を聞いてもらえて、「あれ?」ってなった。 これ、すごく気持ちいいんだけど。 共感は、もちろん大事だよ。でも「対策」は、もっと欲しいの。このまま放置しておいたら悪化する一方の事態を、収束させるための知恵が欲しいの。 聞いてもらえるだけで嬉しいのは間違いないけど、続けて「それはあなたにも悪いところが」なんて説教じゃなくて、「自分ならこうしてみるよ」というアドバイスを貰いたいんだよね。 「女性は共感してもらえたら、それでいい」 なんて片付けないでほしい。対策は欲しいよ当然だよ仕事だもん。愚痴ってても解決しないことくらい、社会人ならわかるでしょ。 そして最初に挙げた、嬉しくなかったレスポンスの例をよくよく見たら、結局は、 「良い対策案を思いつかなかったひとが、ノーアイデアを隠すために始めるマウンティング説教」 じゃないの。 解決策を一緒に考えてもらえる愚痴。 最高。 おれもそうなりたいものだわ。
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Last updated
July 25, 2018 02:36:33 PM
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