|
テーマ:映画館で観た映画(8383)
カテゴリ:2007~映画・ドラマ
昨日のうちにアップしようと思っていたのですが、サボってしまいました(笑)
アカデミー賞主演女優賞のヘレン・ミレンですよね。 話題が、エリザベス女王にどれくらい似ているのかという点に集中してしまうのですが、内容的にも面白い映画でした。 そしてまたちょうど、ブレア首相が退陣を表明しましたよね~。 そんなところも、タイミングとして興味深いです。 ☆クィーン☆(2006) スティーヴン・フリアーズ監督 ヘレン・ミレン・・・・・・・・・・・・・・・エリザベス女王 マイケル・シーン・・・・・・・・・・・・・・トニー・ブレア ジェームズ・クロムウェル・・・・・・・・・・フィリップ殿下 シルヴィア・シムズ・・・・・・・・・・・・・皇太后 アレックス・ジェニングス・・・・・・・・・・チャールズ皇太子 ストーリー 1997年8月、パリでダイアナが交通事故に遭い、帰らぬ人になった。王家においてダイアナはいつも頭痛の種で、民間人となっていたダイアナの死は本来関係のないことであった。女王はコメントを避けるが、ダイアナを称える国民の声は次第に高まっていく。やがてダイアナの死を無視し続ける女王に、国民の非難が寄せられるようになる。若き首相ブレアは、国民と王室が離れていくことに危機を感じ、その和解に力を注いでいく。 面白かったですね~。 イギリス王室の実情、また政治との係わり合い、民衆との関係。 もちろん事実に基づいているのかもしれないし、映画としてある程度作られているのかもしれないけれども、興味深かった。 でも見ている限り、肩入れすることなくうまく見せているよね。 脚本がうまいんでしょうね~。 さて、しかしなんでも一手に引き受ける女王というのは、本当に大変だと思いますね~~。 伝統を重んじるということも大切でしょうが、時代の変化というのにもやはり対応しないといけないんですね。 女王の揺れ動く心が、よく出ていました。 女王の苦悩、怒り、恐れなどなどね。 そして、ヘレン・ミレンは本当に女王に似ているのね~。 その点はやはり興味があったので見てしまったけど、衣装といい歩き方などそっくり。 特に、ちょっと足を開き加減で立つしぐさ「ああ、そうそう~こんな感じでいつもたっているなあ」と^^) 英国民もきっとこの映画は厳しくチェックしたでしょうから、それに耐えられる役作りをしなくてはならなかったでしょう。 堂々としたヘレン・ミラン、見事に乗り切ったという感じですね~。 またもう一人の主役とも言える、ブレア首相も見ているうちに「おお、似てるかも」と思えるようになるのですね。 彼が女王に寄せる思いというのは、多くのイギリス国民の思いなのでしょうか。 このブレアの奥さんが、なかなか辛らつな意見を言うのも面白かったですけどね。 しかし首相のお宅が、本当にごく普通のお家なのにはちょっとびっくりでしたね。 庶民派ということなんですかね? 英国王室に対する国民の感情は、ダイアナの死を通してヒステリックになっていったようにも思えますね。 集団ヒステリーみたいな感じ・・ その矛先が女王に向けられたのには、女王自身びっくりという感じでしたね。 国民がどんなことを考え感じていたのか急に突きつけられたということでしょうか。 今まで国民のためにささげてきたつもりだったのに、こんなにも距離が開き、心が通わない状態になっていたのかと愕然としたことでしょう。 このシーン、報道ニュースなどで見ましたよね。 ここで、女王や皇太子等もメッセージを確かに読んでいましたけど、そのメッセージがどんな内容だったのかこの映画で始めて知りました。 ダイアナの死をいたむものだけではなく、王室批判のメッセージもあったのですね~~。 女王、またロイヤルファミリー、ブレア首相とそれぞれが駆け引きをしながら、この難局を乗り切ったのですね。 当時の映像を組み入れているのもよかったね。 ブレア首相は、うまく立ち回って国民の支持を得たという感じもするね(それは政治家として当たり前なのかもしれないが) でもそんなに、嫌なやつには描かれていないし、むしろ私などは好感を持ってしまった。 民衆なんてそんなもんかも(笑) 映画の冒頭、ヘレン・ミレンの上半身と「THE GUEEN」の題字だけだったけど、シンプルでインパクトがありました。 そしてラスト、ダイアナのやや上目遣いの目線(彼女の癖のひとつだったけど)と、女王の顔がひとつになった絵で終わるというのも、面白いのよね。 ダイアナの「どうよ?」的な目線が~^^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[2007~映画・ドラマ] カテゴリの最新記事
おはようございます。
興味深く観ることが出来ましたよね。(^_^)v 時代に変化は、王室に限らず対応していかないといけませんからね。 でも王室だからこそ、逆に対応しにくい部分もあったのかもです。 主演女優賞を取ったのも納得の演技でした! 民衆の心を本当に掴むのは、難しいもんですよね。 (2007.05.15 06:42:47)
ヘレンミレンってすごい女優さんだったのねって感じです。それに美しくて。私「鬼教師何とか」が印象に有りましてB級の俳優さんかと思ってましたから。みられたらいいなと思ってます。
(2007.05.15 09:15:21)
おはようございます。
「クィーン」はとても面白かったです。 女王の苦悩がよく伝わって来ました。 それもあの時女王はとても苦悩したんだよと、押し付けがましく描かれているわけじゃなくて、観ているうちに自然にそう感じられるように表現しているのが、とても好感が持てました。 ブレア首相も上手く表現できていたと思います。 私もダイアナ元妃に関する部分が、脚色せずに実写になっている所も良い構成だと思いました。 ヘレン・ミレンは数々の主演女優賞を獲得したのは、納得の演技でした。 (2007.05.15 10:18:40)
とても見応えがありました。ヘレンミレンだけではなく、素晴らしい俳優が脇をきっちり締めていたし、ウィットに富んでいて、事態の割りには深刻になりすぎない感じでバランスが良かったので、時間があっというまに過ぎだ感じです。
私は、クィーンがあの追い詰められた鹿に、その時の王室のあるべき姿を見たように感じたんです。追い詰められても美しくありたいという、クィーンの想いの象徴かも知れないなんて、深読みしすぎかもしれませんね(^_^;) (2007.05.15 11:26:49)
なかなか日本でイギリス王室の細かい事情とか知る機会がないのでそこらへん凄く面白かったですよね。
あのダイアナさんが亡くなったときもこんな騒動があったなんて全然知らなかったんでびっくりでした。 そして主演のヘレン・ミレン、見かけも立ち振る舞いも凄く似てたし、ほんと素晴らしい演技でしたよねー (2007.05.16 17:08:36)
>興味深く観ることが出来ましたよね。(^_^)v >時代に変化は、王室に限らず対応していかないといけませんからね。 >でも王室だからこそ、逆に対応しにくい部分もあったのかもです。 なかなか知ることのできない王室の裏事情というというのも、やっぱり面白さが増したんだと思いますよね~。 王室というのは、伝統も重んじながら時代の波も敏感に感じなくてはいけないのか、そのバランスが難しいでしょうね。 >主演女優賞を取ったのも納得の演技でした! ヘレン・ミレンはすばらしかったですね。 納得でした^^) (2007.05.16 19:02:10)
>ヘレンミレンってすごい女優さんだったのねって感じです。それに美しくて。私「鬼教師何とか」が印象に有りましてB級の俳優さんかと思ってましたから。みられたらいいなと思ってます。
実は、ヘレン・ミレンはこの映画を知るまで、あんまり印象になかったんですよね。 その「鬼教師・・」というのは、全く知らないです~。 B級なんですね?(笑) このクィーンは、ご覧になると面白いですよ~~。お勧めしちゃいます。 (2007.05.16 19:04:10)
納得ですよね^^)
うまいバランスで、女王の苦悩を見せていました。 肩入れしすぎず、さりとて敬意も忘れずに、さすがです。 >私もダイアナ元妃に関する部分が、脚色せずに実写になっている所も良い構成だと思いました。 あの当時を思い出されるニュース映像など、心憎いです。 それぞれのあの時を思い出させられますし・・・ (2007.05.16 19:07:55)
ウィットに富んでいるところはイギリス映画らしいと納得しました。
でも、うまいですよね。 王室に肩入れしすぎることもなく、でもきちんと敬意も払いそのバランスが見事だと思いましたもの^^) 脇役もよかったですよね♪ >私は、クィーンがあの追い詰められた鹿に、その時の王室のあるべき姿を見たように感じたんです。追い詰められても美しくありたいという、クィーンの想いの象徴かも知れないなんて、深読みしすぎかもしれませんね(^_^;) いえいえ、あのシーンは美しかったです。 >追い詰められても美しくありたい そうか~、そうなんですねえ。納得します。 そして、女王自身が変化を受け入れる、あの決断もさすがだと思いました。 頭コチコチの女王ではないですよね、女王の魅力が十分に伝わりました。 (2007.05.16 19:14:01)
そうなんです、そうなんです、アンナ裏事情があったとは^^;)
王室の日常も見ることができて、なんだか身近に感じてしまったりして(笑) ダイアナ騒動でこんなことがあったとは、ほんと、びっくりでした。 気品と孤独と、そして担ってきた重さと責任、とにかくいろんなものを見事に演じてくれていましたね。 すばらしかったです♪ (2007.05.16 19:17:48)
見てください、見てください♪
王室の裏側ってこんな感じかしらって思っちゃいます。 女王も、普通に寝るのだなあとか、ガウンもそんなに高そうではないかもとか、細かいところにも目が行ってしまいますよ。 女王の飼っているワンちゃんたち、かわいいです^^) そして、周りの方々、フィリップ殿下やチャールズ皇太子、ブレア首相などなどは、似ていないんだけど見ているうちに似てくるんですよね~。 そういうところも、やはり話題になってますけどお話的にも面白かったですよ~。 (2007.05.18 20:04:33)
見ました♪
面白かったですね。 先日ダイアナ妃特集をやっていたこともあって、 いろいろ諸説耳に入った中でも女王からの角度(いや、ブレアさんの角度?)からの視点は面白かった。 トラバいただいていきます。 (2007.09.09 19:27:15)
あ、間違えてso_6って書いちゃいました。
それ、私です。(汗) (2007.09.10 22:33:15)
だいぶお返事が遅くなってごめんなさいです~。
女王様はじめ内部からの視点というのは、興味津々でみました。 おもしろかったですよね。 本当にこんな感じだったのかしらね~ (2007.09.13 19:20:42) |
|