食べ過ぎ、飲み過ぎが続くと・・・
今回は、◎ストレスの解消 その3 丹田呼吸で、不安を抑制し、ストレスに対する耐性を付け、感情的に嬉しくなったり、楽しくなったり、幸せを感じやすくなる!内容を書こうと思っていたのですが・・・。 内容を変更して、今の時期に起こりやすい「食べ過ぎ」について、酵素栄養学の観点から書いてみます。 インフルエンザの予防にも、生活習慣病の予防にも、ストレスや認知症の予防にも、体内の酵素を味方につけると鬼に金棒ですから、是非とも心がけてくださいね。 さて、クリスマスも終わり、次はお正月ですが、忘年会に新年会と、胃腸が休まらないイベントが続きます。 食べ物と、精神的なストレスや病気は、関係がないようにも思われますが、食べ物や食べ方によってパワーも違ってくるし、病気にも健康にもなります。 例えば、江戸時代の郵便屋さんとも言える飛脚は、江戸から京都までの約492キロを3~4日間で、数人のリレー形式で走り、荷物や手紙を届けていたそうです。 徒歩だと約2週間もかかる距離ですから、彼らは、現代のアスリートよりも優れた驚異的な体力の持ち主でした。 彼らの飛脚をする時の食事は、一日二回、玄米の乾飯(ほしいい)と漬物程度だったというのです。 そして普段の食事も麦入り玄米ご飯、漬物、いわしの塩焼き、味噌汁、たまに豆腐や納豆程度だったようだから、現代人の食事から考えるとかなりの粗食であったようです。 こんな粗食でも、彼らは驚異的な体力で元気に荷物を運んでいたのです。 そんな飛脚の食事風景を見た西洋人が、肉を食べればもっと力が出るだろうと思い、飛脚に肉を与えたところ、肉を食べた飛脚は、早くバテてしまい、長い距離を走ることができなくなったので、普段の食事に戻してほしいと懇願したというのです。 昔の日本人が、一汁一菜のような食事で驚異的な体力を持っていたのは、様々な説がありますが・・・。 私が思うに、彼らのパワーは、酵素を味方につけていたからだと思います。意図的にではなく、長年の習慣から自然に、理想的に酵素のパワーを活用していたことになります。 肉類は、消化が悪く消化酵素を大量に使います。 肉の成分は、主にタンパク質や脂肪ですから、消化に時間がかかり、それだけ負担がかかってしまいます。 というのは、それぞれの成分を体に吸収できる単位まで細かく分解するには、消化酵素を大量に体内で利用することになります。 酵素栄養学では、消化酵素を使いすぎると、代謝酵素が活動できなくなるので、それだけ無駄にエネルギーが消耗することになるのです。 さらに、消化が悪いと体の中で消化されなかった成分が腐敗してしまい、いわゆる悪玉菌の繁殖を招き、腸内環境が悪化します。 消化に悪いものを食べるということは、代謝を悪化させる、腸内環境も悪化させるなど、必要以上に体への負担が重なることになります。 平均的な食事の消化に要するエネルギーは、フルマラソンで消費するエネルギー量(約1,600キロカロリー)にも相当すると言われております。 食べた後に眠くなるのは、体内の消化活動には膨大なエネルギーを使うので、他の活動はしないで休みなさい!という、体からのサインということになります。 一般に、肉を含む食事などでは、消化にエネルギーを大量に使ってしまうため、体に残されたエネルギー量は極端に少なくなり、他の活動が十分に行なわれなくなってしまいます。 ですから、江戸時代の飛脚が、玄米の乾飯(ほしいい)と漬物程度の食事に戻ることで、フルマラソン以上の驚異的な体力で元気に荷物を運ぶことができたのです。 さて、どんな動物も摂取カロリー量を30%少なくすると、寿命は50%伸び、老化に伴う病気(腎臓、心臓、関節などに生じる疾患)も激減することが実験で証明されています。 これから、お正月ですが、冒頭に書いたように胃腸が休まらないイベントが続きます。 年末年始は、どうしても、食べ過ぎ、飲み過ぎになってしまいます。 暴飲暴食が続くと、フルマラソンで消費するエネルギー量よりも膨大なエネルギーを使うのです。 これは、膨大な量の消化酵素を使うことになり、すべての活動に必要な代謝酵素が生成できなくなり、寿命を縮めて老化を早め、老化に伴う病気、認知症や生活習慣病、腎臓、心臓、関節などに生じる疾患になってしまうのです。 食べ過ぎれば食べ過ぎるほど、多くのカロリーを燃焼させなければならなくなり、その代謝副産物である活性酸素の量を増やし、細胞の老化を早め、ガン細胞の形成を助長していくことになります。 食べ過ぎ、飲み過ぎが続くと、体には食べ物が長時間消化器官に留まるようになります。 これは、腸内環境の悪化になり、万病の元になります。 さらに、現代の食べ物には、農薬をはじめ様々な化学物質などの有毒な物質が含めれているので、この有毒な老廃物をとり除くためにも、私達は、多くのエネルギーを使うことになるのです。 消化酵素を大量に使い浪費して、代謝酵素が生成できずに、免疫力も、自然治癒力も弱まることになりますから、ご馳走を食べて病気になってしまうのです。 それには食べ過ぎを防ぎ、食べ物が長時間消化器官に留まらないような賢い食べ方をして、エネルギーを節約することです。 まず、 消化酵素を利用しなくてよい、食物酵素が豊富な食べ物を食べることです。 大根おろし、長芋、生の野菜や発酵食品などには、多くの食物酵素が含まれています。 大根おろしには100種類以上の酵素が含まれているそうです。 デンプンの分解にはアミラーゼ(ジアスターゼ)が、タンパク質の分解にはプロテアーゼやセテラーゼが、脂質の分解にはリパーゼが働きます。 ほかにも活性酸素を攻撃するカタラーゼ、がん物質分解酵素のオキシターゼも含まれています。 焼き魚のコゲは、がんの原因とされていますから、、このオキシダーゼは効果的です。 さらに、長芋には、大根の約3倍もの消化酵素が含まれているそうですから、驚きです。 食物酵素がたっぷりの食事をとることで、食物自信が自己消化を行ってくれ、体内で消化酵素を生成する必要が減っていきます。 体内の酵素を味方につけて、このシーズンを乗り切って下さいね。~~~~~~ ありがとうございました。 ====== 『奇跡を呼び込むS氏の能力開発』メルマガより抜粋して掲載しております。 バックナンバーはこちらからご覧下さい。 http://archives.mag2.com/0000115502/index.html?l=bvo0f0393f ありがとうございました。