テーマ:映画から何かがはじまる(570)
カテゴリ:映画
ジャン・ギャバン (Jean Gabin、1904年5月17日 - 1976年11月15日)の魅力と言えば まず「渋い」という言葉が浮かぶ。 先日 1941年制作「曳き船」を観たが ジャン・ギャバンは37歳ということになる。 さすが渋くはない。スマートで美しいギャバンだった。 友人と「ギャバンってあんなに美しい人だったんだね」と 話すことしばし。 「甘い生活」の頃のマストロヤンニ、またはケーリーグラントの 痩せていた頃にどこか似た甘い美貌であった。 横顔が特に美しく、あごの線が耳元まで直線的に伸びて うっとりと眺めました。 それがそれだけだったら特に書くこともないような 気がするのだけれど 帽子をかぶると、とたんに顔が丸く大きく見え、 それまでスラリとした姿勢までが 一瞬に消えて、 もっさりしたギャバンになるのを何度か目撃した。 それで幻滅したいうのでは全くない。 何かそのもっさりした様子が母性本能(う~ん。この言葉は 使いたくないけれど。。。)を刺激するかのようである。 その魅力の複雑な同居が1941年のギャバンには 確かにあった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.09.23 15:29:11
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