真の人生
*ここから引用* 靴屋さんなら、人が喜んでいつまでも履 いてくれる靴をつくる。食べもの屋さんな らば、人に喜んで楽しく食べてもらえるも のを作る。そういう生き方で生きてゆく、 それが真の人生というものではなかろうか。 *ここまで引用* 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。人が喜んでいつまでも履いてくれる靴をつくりながら靴が売れなくなったらどうしよう、とは考えていなかったでしょう。靴を磨き、修理しながら履き続けていただく。30年前なら靴も傘も合鍵も一箇所で用が足りました。最近は靴も傘も修理するものから使い捨てるものに代わり辛うじて残っている合鍵屋さんもセキュリティノウハウで採算を取っているそうです。ホームセンターや百円ショップには靴修理の材料が並び、自分で修理できる人はよいものの、できない人は渋々でも「大量消費」の輪から抜け出すことができません。先日も音質の良いCDラジカセのCD部分だけ壊れてしまい、修理代が15,000円かかると聞いて、新品のCDラジカセを9,000何がしで買ったけれど、音楽を聴くに耐えない・・・と嘆いていらっしゃる方に会いました。販売店が修理より新品をすすめるのは手間がかかるからなのでしょうか?それとも高いほうをすすめるという批判を恐れてのことなのでしょうか?15,000円払って良かった ・ ・ ・と喜んで頂ける人生を創造できれば真民先生の仰る真の人生に近づくと思うのですが、ボタンを掛け間違えないように地に足をつけて 今 を判断しようと思います。