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『週刊文春』のスクープ記事、俗にいう「文春砲」だが、あれを受けたことのある人に会ったことがある。また、友人にも時々いる。記事についての感想を聞くと「よくもあんなでたらめを!」とか「ウソばっかり!」とおしなべていう。
発言主が、文春砲のターゲットに対して好悪どちらの感情を持ってコメントしているか、またコメントの切り取り方で、黒にも白にもできる。真逆の意味にするのは、記者にとっては容易いことなのだろう。 自分は文春砲を受けたことはないのだが、マーケットのことで何回か質問された経験はある。リーマンショックなど、相場の急落時に「市場をどう見ているか」という他愛ないものなのだが、記事になって「あー、こんなところで自分のコメントが使われているのか。確かに発言はしたけど、そういう意図じゃないんだけどな」という感想を持った。 専門外の人が書くとこういう記事に化けるんだなと勉強になった。 だからといって記者がいい加減なわけではない。学生時代の知り合いでひとり、『週刊文春』に所属して記者をやっていた人がいる。私よりずっと教養があって造詣が深い。酒も強いし、ユーモアもある。だけれどそういう人の好い人がひとたびペンを握ると人格が変わったような文章を書いていた。 これも一種の憑依なのだろうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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