カテゴリ:食べ歩記編
Smartネタ、パス3です。
先日来の続きで、ポーランド軍野戦食の話、実食編です。 ![]() 昨日までの話は、如何にも軍物と言う感じの袋を開け、取り出した内容物総てのお話しでした。 今日は、最初に取り出し実食準備をしたのは、謎の濃い茶色の袋です。 ![]() チャック付きのビニール袋に、ナニやらカサカサするものが入っています。 パッケージの文字を読んでも、ポーランド軍食はポーランド語なので、全く解りません。 当たり前っスね。 で、ググってみました。 WPPH “ELENA”で食品メーカーらしきページへ飛びました。 気になる中味は、ドライフルーツです。 ![]() 2つ目、ズッシリとした手のひらサイズの缶詰です。 ![]() 賞味期限は2016年1月10日で、コレ凄く美味しかったヤツです。 パッカンを開けると、微かな良い香り…。 ![]() KONSERWA 缶詰 TYROLSKA 豚のパテ なのです。 写真だけですと、一見ツナ缶ですが、それはそれは美味なパテでした。 いやぁ~、ポーランド軍はなかなかの美食家揃いなのでしょうか…。 野戦食でこんなに美味しい物を食べてるなんて…。 米軍のさぁ喰え、喰って戦え、的な食事とはちょっと趣が違います。 そう言えば、ロシア軍にはキャビアの缶詰が添付されていますし、フランス軍のそれは、ワインがあれば立派なディナーなのだそうです。 戦闘員のエネルギー摂取としては、米軍のMREが正しいのかと思いますが、食事を楽しむのは、やはりヨーロッパの(英国を除く)文化なのかなと思います。 このパテ缶、ほぼ残して、翌日から食パンに塗ってオーブントースターで、焼いて食べました。 小さな方の缶詰です。 ![]() 苺ジャムです。 コレ缶詰と言うより、アルミ容器のシールパックでした。 味はあまり甘くないジャムです。 ぶっちゃけ風味は飛んでて、どちらかと言えば不味かったです。 さて、ココでメインディッシュを温めます。 ![]() これ、外袋のシールを読むと…、 ![]() Stow with Buckwheat とありますから、蕎麦の実の料理です。 アルミトレイとアルミシール、更に、致命的ではないけどパッケージがボコられてる関係で、煮沸温めは諦めて“半身浴”方式にしました。 さてさて、次のパッケージです。 ![]() ラベルに、250mlの文字を発見!!!! ![]() 粉末ジュースでした。 ![]() 間違い無く250ml入れたのに、味はスーパーアメリカンなレモンティー(違うかもよく解らん)でした。 メッチャ薄味に感じるのは、日本人の口の所為なのでしょうか…。 そう言えば、韓国で飲んだコーラ(赤地に白文字のところ)は、瓶をプシュッと開けたのに、味が薄かったのを思い出します。 ハングル文字の“コ◎コーラ”が珍しくて買って帰ったけど、引っ越しでロストしました。 (今から、ン十年前の事です。) メインです。 ![]() 待ちきれずに開けてみました。 全然駄目です、10分くらい湯煎しているのに……。 あと、10分……。 ![]() やっぱ、たっぷりのお湯につけ込まないと駄目みたい…。 開けちゃったし……。 もう、無理ッ…。 良かくさ、死にゃぁせんばい。 と言う事で、完全には温まってないけど、食す事にします。 一応、出来上がりの図………。 ![]() 先ず気になるパテから。 ![]() うめぇーよ~。 ニンニクがきいてて、塩味も絶妙です。 これだけ売ってないかなぁ…。 輸入物であるけど、ハズレには妙に癖があるんだよね。 昔、瓶詰めで酷いのがあった…。 クラッカー(ビスケット)は、ほんのり甘くて、湿気臭かった……。 ![]() 二枚目は、苺ジャムで…。 ![]() んんんんっとぉ、コレはもぅ……一口でイイ…。 ドライフルーツです。 ![]() “グラノーラ”タイプのように、有る程度の味付けを期待していましたが、全くのナチュラルフーズです。 ![]() 故に、ストロベリー、ラズベリー、クランベリー、それぞれの味が解りました。 健康食としては良さそうだけど、戦闘食なら甘くしてカロリー付けなきゃダメでしょ、と言うのがぶっちゃけ感想です。 ひょっとしたら、ヨーグルトと混ぜるとイイかも……。 銀色の袋は、シリアルバーでした。 ![]() 表面の白い部分が、ウエハースでシリアル部分を挟んでいます。 コレも凄い薄味でした。 穀物感は、麦粒等の食感が半端なくて……、 ![]() 口の中がモソモソしてしまいます。 でもこんなに低カロリーで、ポーランド軍の戦闘は大丈夫なのだろうか……。 有事の際は、美食よりカロリーだと思いますよ……。 ところで、メインの料理は“蕎麦の実・白い物が蕎麦の実”やコーン、ツナなどを煮た物でした。 薄味でしたが、初めての珍しさもあって完食です。 美味しい料理だと思います。 次回食すチャンスがあれば、たっぷりのお湯でしっかり温めてみたいと思います。 食感は、日本蕎麦屋にある“そばがき”と同じ感じでした。 そばがきもお店によってはまちまちですが、蕎麦の実だけの蕎麦掻きと思って下さい。 麺の状態では無いものを、蕎麦掻きとして提供しているお店もありますが、ココで言う蕎麦掻きは“粒の実”の状態の事です。 ![]() わざと残したパテ以外は完食です…。 あ!しけった風味のクラッカーは一袋残しました。 でね、このパック“SR2”には、珈琲は入っていませんでした。 ポーランドって、珈琲を飲む習慣は無いのだろうか……? 戦闘時のカフェインは、重要じゃ無いの??? 以上、ポーランド軍野戦食、実食編でした。 なお、ポーランド軍の野戦食には1日パックもあり、それには珈琲も入っているそうです。 が、しかし、あの“S字”フックは何に使うのだろう……。 アクセサリーパックに入ってたもんなぁ……。 謎が謎を呼ぶ、Sの謎……。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年04月23日 00時12分17秒
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