ある蕎麦屋の庭物語

カエルの声が一際強くなったと思ったら雨が降り始めた。
待望の雨、と喜んだのも束の間、カエルが泣き止むと同時に雨も止んだ。
珍しく風もない。
暑い日が続いたので、風鈴を取り付けた。
昼間は風が吹くたびに涼しそうな音を鳴らしていたから、今夜は十分休息がとれるだろう。



昨秋に直まきしたミックスシードから咲いた花の画像を載せようと思う。
成果はあまり良くなかったような気がする。
入っていた種の種類の割に咲いた花が少ない。
積雪や毎日のように降りる霜。氷点下。仕方がない部分が大きい。
一枚目はゴデチャ。
時々畑で育てられているのを見るくらいで、今まであまり縁がなかった。
昔からよく知られている花だけど、育てたことはなかったなぁ。
花が結構大きくて豪華だ。フリフリの花弁も可愛い。
省エネタイプの花だ。葉も細く嵩張らない。
密植してたくさん咲かすこともできそうだ。
この花と逆の配色のゴデチャも咲いた。




おなじみのヤグルマギク。
以前種まきしたものからこぼれ種で毎年咲いてくれていたのに、最近は減ってきていた。
特にこの青花。
今年は株のもちがいい気がする。今が一番きれいに咲いている。




イベリス・ウンベラータ。
一年草タイプのイベリス。白花も咲いた。
直まきで摘芯しなかったので、ひょろひょろな株に育ってしまった。
イベリスだと咲くまで分からなかった。
以前見た番組で、アリッサムの栽培は土がポイントだと栽培農家さんが話していた。
これもアブラナ科。水持ちが良すぎても悪すぎてもダメらしい。
種を採って来年に繋げたい気もするが、どうするか。




ひっそりと咲いていたビオラ。
見るとなぜか懐かしい気持ちになる。




他にはリナリアも二色咲いた。
花を付けていないものがまだ二種類ある。何の花かはさっぱりわからない。
他は何だっけ。
一番咲いて欲しかったファセリアは発芽しなかったようだ。
特徴的な葉を見つけることはとうとうできなかった。