カテゴリ:元気の出る言葉
国の文化的景観第一号に選定された安土・八幡の水郷景観(滋賀県近江八幡市)で9月から運行する木造屋形船は、太陽光発電で動く。ソーラー秀次丸という名で、豊臣秀次(秀吉の甥で近江八幡の城主、最後は高野山で自害)から名前がつけられたのだろう。
中小企業が設立した協同組合「HIP滋賀」などが中心になり、運航管理会社「近江そーらー和船」地元の観光和船業者「島真珠」に委託して運航する。秀次丸(全長9・6メートル、幅2メートル)は全4隻で、屋形に900ワットの太陽電池を備えている。昨年11月から試験運航を続けており、観光客からは「エンジン音がなく静か」と好評と評価されている。 「文化的景観は、文化財保護法第2条に「地域における人々の生活又は生業及び当該風土により形成された景観地で我が国民の生活又は生業の理解のために欠くことのできないもの」と定義されている。 具体的には (一)水田・畑地などの農耕に関する景観地 (二)茅野・牧野などの採草・放牧に関する景観地 (三)用材林・防災林などの森林の利用に関する景観地 (四)養殖いかだ・海苔ひびなどの漁ろうに関する景観地 (五)ため池・水路・港などの水の利用に関する景観地 (六)鉱山・採石場・工場群などの採掘・製造に関する景観地 (七)道・広場などの流通・往来に関する景観地 (八)垣根・屋敷林などの居住に関する景観地 ちなみに第2号は、岩手県一関市の「一関本寺の農村景観」だ。 文化的景観と環境にやさしい最新技術の融合、安全とともに成功して欲しい取り組みのひとつだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.08.30 08:19:44
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