お茶屋で帯選び
お茶屋の女将さんが、「呉服屋さんがたくさん帯を持ってきてくれたから、見にいらっしゃる?」と招いてくれた。お茶屋さんに着くと、いつもの玄関が閉まっていたので戸惑っていたら、「今日はこちらから」と眼鏡に普段着の若旦那が勝手口に案内してくれた。段ボールに山盛りの名古屋帯を見せてもらう。格安。若旦那と女将さんにお見立てしてもらい、ガーゼみたいに透け感のある、でもしゃきっとした不思議な織りの帯を選ぶ。「こっちもいいわよ、お義母さんにいかが? 私とお揃いになっちゃうけど」と女将さんに言われた帯も素敵だったので、いただくことにしてしまう。珍しいものがお安いと、歯止めがきかなくなって困ったものだ。帰宅後、新しいパソコンと格闘して年賀状用のデータを作る。古いパソコンから住所録を移すのに四苦八苦。