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《 幸せのひろいかた 》  フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA

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2007年01月20日
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グレン・ミラーの伝記映画です。

高校から予備校時代、僕は友人のJUN君とよくジャズ喫茶へ行くことがありました。

と言っても、ジャズが好きだったわけではありません。

ジャズが好きだったのはJUN君の方で、そのJUN君と「文芸座」へ行く時の待ち合わせ場所だったのです。

コルトレーン、チックコーリア、マイルスデイビス…

名前は覚えましたが、そのよさのほうはもう一つ理解が出来ませんでした。

フォークギター抱えて「あなたは~もう~わすれたかしら~」って方でしたから。

そのジャズ音痴の僕でもグレン・ミラーの曲は聴き覚えがありました。

もちろんジャズ喫茶でかかることはありません。

果たしてこれがジャズなのかどうかも、今の音楽センスでは不明です。

スイングジャズってジャンルになるらしいので、やっぱりジャズなのかなあ。

まあ、万人受けする、スタンダードなメロデイですね。

当時としては、斬新な革命的な音楽だったのかもしれませんが。

「グレン・ミラー物語」はその数ある名曲の誕生秘話風エピソードが連なり、音楽とストーリーの絡みが素晴らしく、音楽と映画を同時に楽しめる仕組みになっています。

でも、この映画が、僕の心を離さないのは、グレン・ミラーと愛妻の物語だからです。

“夫婦”と言うのはいいものらしいと、独身の僕たちは夢を見ました。

数ある名曲の中に、「真珠の首飾り」「ペンシルバニア6-5000」そして「ムーンナイト・セレナーデ」、二人の愛の物語がこめられています。

こういう夫婦、こういう人生に憧れていました。

僕よりもJUN君のほうがそう思っていたかもしれません。

JUN君は恋愛に関しては“純愛”派で、とてもピュアーな愛し方をする人でした。

アフロヘアーで缶ピースを吸ってジャズにスイングする彼にしては、ちょっと異質な恋愛観でした。

あの年代の友達は、ピュアーでない恋愛をする奴も多く、本当の男と女の姿を見失いがちな時期でした。

いや、あの頃だけでなく、ずーと見失っています。

この歳になってもまだわからない。

歳を重ねるに連れ、新たな謎に遭遇するような。

そして、“結婚生活”というものは、あの頃の夢をずたずたに切り裂いて踏みにじってしまいます。

今年は夫婦の愚痴はこぼさないようにしようと、年頭に誓いを立てたのですが、あっという間に破戒してしまったので、来年からにします。

とにかく、あの頃は憧れていて、自分も結婚したらそうなるんだと思ってました。

ソウイウヒトニワタシハナリタイ

そう思うんなら、今からでも、心入れ替えて、愛情豊かな夫婦になる努力をしてみては?って思うでしょ?

何度も試みてはいるんですよ、僕なりに。

だけど、去年心を病んで、はっきりわかりました。

無理なものを望んではいけない。

自分を変えればなんとかなるなんて、考えてはいけない。

自分は自分。

自分は自分のままでいいんです。

無理なものは無視しましょう。

映画の中に、自分の憧れがあるのなら、憧れている自分がそこにいることで満足しましょう。

映画を鏡にして、自分を探すのです。

そこには、僕の愛すべき、僕の姿があります。

あの時の、そして今の…







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最終更新日  2007年01月20日 21時28分54秒
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