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《 幸せのひろいかた 》  フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA

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2011年09月13日
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カテゴリ:原発

 

福島県出身のミュージシャン4人が、震災後の福島復興に向け創った応援ソング。

全国47人が歌い継いでいるビデオクリップ。

阿部寛や小西真奈美も混じっている。

最後の福島出身、西田敏行のあの表情が、心の奥をすべて語っている。

福島の苦難は続くが、応援の声は送り続けたい。

 

そんな福島を巡って、新政府が失態を見せた。

鉢呂吉雄経産省大臣が辞任した。

福島第一原発視察時に、不適切な発言をしたことが原因である。

不適切な発言というのは二つ。

一つは、福島市を"死の町"と言ったこと。

二つめは、記者クラブ内の懇談の中での「放射能うつす」などの発言。

TVニュースで取り上げられた内容を聞き、何で新内閣が出来るたびにこんなのがまじっちゃうんだろうなあと、よくある不適格人事にあきれてしまった。

僕は鉢呂議員についての知識を、ほとんど持ち合わせていない。

彼の人格、能力、実績などは全く知らない。

ただ、TVに映っておどおどする姿は、大臣になって舞い上がって、やってはいけないことをしてしまった、無能な議員にしか見えなかった。

実際にそうなのかもしれないが(少なくともこんなことで足をすくわれるようでは有能とはいえない)、それは置いといて、ちょっと気になるので少し検証してみたい。

 

まず、"死の町"発言だが、その場面を再現するとこうなる。

福島第一原発視察後の共同記者会見で、感想を尋ねられた。

「残念ながら周辺町村の市街地は、ひとっこひとりいないまさに、まあ、死の町という形でございました」

僕には、視察の感想を述べただけにも受け取れるがー。

"死の町"は、たぶん"ひとっこひとりいない"を受けるとすれば"ゴーストタウンだった"と言いたかったのだろう。

ゴーストタウンとは、19世紀のゴールドラッシュ時代のアメリカで、金鉱が掘りつくされた後に残った、人の住んでない街のことを言う。

その姿を比喩として使おうと思ったのだろう。

重々しく言おうとして失敗してしまったが、同じ意味である。

この発言に対し、自民党の大島副総裁がさっそく噛み付いた。

「希望を被災者の皆さんから奪うような発言をすること自体、大臣として失格に値する」

野党はとにかく与党を批判する役回りなので、きっかけを見つけては因縁をつけるものだ。

大島もこれで首が取れるとは思っていなかっただろう。

問題は次の展開である。

 

これをネタに、鉢呂バッシングを大きくしようという何かの力が働いた。

視察後、東京にもどってきてから、ぶらさがりとよばれる記者との懇談の場で、毎日新聞の記者に対し「放射能をうつす」と言って、そでを擦り付けたという報道が後から出てきた。

僕もこれを聞いて、放射能を子どものおふざけのように扱う意識に、あきれたし、怒りを覚えた。

オフレコの場で、気が緩んでいたのだろうが、それこそ大臣失格といわれても仕方がない。

しかし、本人は批判があるという報道に対し、始めは、

「ニュアンスが違うし、若干近づいた程度で、何か腕にどうとかということは一切なかったと、ーそういうしぐさというものはあったかと思います」

と説明している。

何を言ったか覚えていないが、完全に否定も出来ないという風だった。

大手マスメディアで作る『記者クラブ』の記者の中でこの事件は起きた。

みんなが見ている前で起こったことなのだが、発言があったという記事にも、事実の報道というよりも、後で考えると、そういうことがあった模様という雰囲気が読み取れる。

「放射能をうつす」が、「放射能をうつしてやる」「放射能をつけたぞ」「ほら、放射能」とだんだん脚色が加えられていった。

なにか怪しい。

もしこれが、記者クラブによる記事の捏造だったとしたら、と考えたら、ぞっとした。

オフレコの場で、言ったか言わなかったか証拠のない場面で、記者が何かの利益のために、悪意の報道を共謀してでっち上げたのであれば、だれも止められない。

 

思えば、鉢呂議員は経済産業大臣就任の会見において、エネルギー政策の中で原子力発電をどう位置付けていくのかという質問に対し、

「新設は難しいし、寿命がきた原発は廃炉にしていくという方針は、首相とも共有している。既存の原発の敷地内での新設原発建設もできないだろう。基本的には原発はゼロになっていく」

と発言している。

とてもまともな、常識的判断だと思うが、世の中は常識が非常識になる陣営もいる。

脱原発を言い出した、菅直人を葬った闇の力が眉をしかめた。

しかも、鉢呂は、泊原発再稼動を決めた、高橋はるみと北海道知事選を争った政敵でもあった。

原発推進派が黙っているはずがない。

野田佳彦は選挙中、原発についての方針を明確に口にしなかった。

それで僕は少々失望していたのだが、この人事は、言葉はなくとも、旗幟を鮮明にしていたものとも言える。

それならそれでよかったのだが、結果的に時期尚早だった。

政治家は、玉虫色の発言を繰り返すが、敵の攻撃をかわすためにはそうならざるを得ないものなのかもしれない。

 

その意見が正しいかどうか判断するには、反対の立場で考えて成立するかどうかを検証すればいい。

おかしな話には、矛盾や綻びが必ずある。

小さな穴でも、そこからのぞいた奥には、とんでもない仕組みが仕掛けられていることだってある。

全員が騙されれば、真実になることだってあるのだ。

藪の中の真相は、もう分からないだろう。

5年後10年後に明らかになるものから思い起こすしかない。

 






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最終更新日  2013年07月21日 08時43分48秒
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