翔建築設計の所長日記

日光市のまちづくり


　私の友人が日光市のまちなかに住んでいる。
ＪＲ・東武日光駅から東照宮まで道路が拡張するので、道路際でラーメン屋
として貸していた建物を１．８メートルほど削ることになった。

改修するついでに、市が進めている　まちなみ景観条例に合うようにある程
度統一したデザイン、色彩に合わせることになった。

ＪＲと東武日光駅から、世界遺産になった二社一寺まで、けっこうな距離がある。だらだら登坂を２０分ほど歩くだろうか。

道中の街並みがパットしないので、景観条例が登場した。
補助金もでる。建設費の半分以下かつ７０万円まで。
外壁の色彩と、庇を出したり面格子をつけたりの費用としては充分だと思
う。

２０年以上前から条例はあるのだが、目立った進展はなかったように思う。
この道路拡張事業がチャンスだ。
世界遺産にふさわしい門前町の雰囲気を作り上げることを期待したい。

まちなかを歩くと、店の住人の高齢化が目立つ。
店も伝統が感じられるところもあるが、古くさい店も多い。
工夫すれば、売り上げもあがるだろうに、と思う店も少なくない。

来年は、私の住む今市市も日光市と合併することだし、日光の街並みについ
て真剣に考えてみたいと思う。


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