テーマ:家を建てたい!(9820)
カテゴリ:まちづくり
「まちづくり」はヨーロッパが先輩
今年は、建築士会の全国大会は栃木県が開催県。 私は「まちづくり」のセッション担当なので今年は忙しくなりそうだ。 「スローフード」の発祥地イタリアと日本は似ている。 何が似ているかというと、「地方都市」と「藩」という地方 分権的な歴史が似ているのだ。 日本は、日本に限らないだろうが、交通機関の発達により「まち」の勝ち組 負け組がはっきりしてしまった。そして同じようなまちが各所に出現した。 スローアーキテクチャー に対して ファーストアーキテクチャー という造語がある。日本の今までのまちづくりは後者だった。仙台に行って も名古屋に行ってもどこに行っても同じブランドがある感じ。 あきてくる。 ヨーロッパ人は日本より早い産業革命のために、2世紀前からこのことに気 づいていたようだ。 そこで、スローアーキテクチャー・・・地域性重視のまちづくりを進めてきた。 場所の力を利用するのである。 だから、他にはないまちの遺物をことのほか大切にする。 ルーブル美術館の中庭に昇降用のガラスのピラミッドを作るのにも反対、エ ッフェル塔を作るのにも反対。作った結果、デザインがよく景観にマッチし てたので結果的にはなじんでいる。 新しいものを受け入れるのに頑強に抵抗するので、コルビジェは地方都市や 海外でしか作品を残せなかったのも事実。 ヨーロッパの地域性重視のまちづくりを参考にすると、 つぎつぎと歴史ある建物を壊し続けている日本は、まったく相反すること をやっていることになる。 「まちづくり」の共通意識を市民とともに作り上げていって、意識共有する ことから始めなくてはならないのではないかと思う。 当社のhpも見てね ←ポチッと押してご協力お願いします。元気の源です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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