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カテゴリ:メンタルクリニックの定期診察
今週も金、土、日の3連休も研修をドタキャンしてテレビ+お昼寝三昧。
今朝はイヤイヤ起きて、何とか出勤。 外面が良い私は、集団の中では元気っぱい。昨日までダラダラ眠りこけていたなんて微塵も感じさせない元気さ。 午前中は2件、午後は3件の訪問。出勤時には、今日は定期診察日だって覚えていたのに、午後の訪問看護のお仕事に夢中になっていたらすっかり忘れてしまった。 午後は認知症で寝たきりになった方と難病の方と肺がんのターミナルの方。 肺がんのターミナルの方は、呼吸困難が強くって酸素飽和度は正常だが、多分ガス交換が不十分なせいで、お辛い状態が続いている。月曜日はあまりにも息苦しさが続くので、何とか楽になろうとして眠剤を10倍服用してしまったとのことで、低体温と意識状態が低下していて不安定な状態だったらしい。 昨晩は急遽お孫さんがお泊まりして何とか一晩は過ごせた模様。 昨日の状態がそんな状態であったので、どんな朝を迎えたか心配だったが、9時過ぎに電話をすると結構元気なお声だった。 午後3時過ぎに訪問すると、床にまくらをおいて横になっていらした。「血圧を測ったら体を拭いて!首や顔が気持ち悪いの。」って。 「今日は座っていても大丈夫ですか? 足は洗わないほうがいいですか?」と答えると、「あなた面倒なの」って結構元気。 自分が面倒で清潔ケアを控えるつもりは無いので、「大丈夫ですよ、体を拭いたり足を洗ったりしましょうね。」と答える。 肺がんのために胸水が貯留して心不全もあるので、寝た状態から起き上がるだけでも息切れして呼吸困難感は強い。 起き上がって呼吸が落ち着くまでゆっくり背中をさすっていると、表情が穏やかになりご自分の気持ちを少しずつ話してくださる。「寝ても起着ても苦しくて辛い。いっそ気持ちをぼーっとさせてほしい。」と。鎮静をかけたりモルヒネの持続皮下注をすると呼吸困難間は和らぐが一人暮らしの自宅療養では難しい。「入院できるまで一日2日辛抱できますか?」と問うと「入院したって変わらない、自由が効かなくなるだけだもの」ってポツリ。 現在の癌治療は急性期の医療は大学病院等の大病院で、治療の可能性が無くなれば地域の病院に帰される。治療の質で患者は細切れの治療を受ける。この方も「自宅に帰れるときに自宅で過ごしていただく」ということで自宅療養となった。具体的に病状が進んだ時、どんな症状が出現しその症状に対処する手段はどんなものがあるのか、といったことについては十分説明されていない。 そのうえこの方は一人暮らしの不安から退院したくなかったそう。85歳で一人暮らしで人生の最後の時間を自宅で過ごす手段は無いものだろうか。 予定時間ははるかに超過して今日最後の方の訪問を終えたら6時過ぎ。仕事に夢中になっていたらすっかり定期診察のことを忘れそうになっていた。府と手帳を見たら今日は診察日。慌ててクリニックに向かったら6時半。何とか診察には間に合った。 昨年の五月下旬からジプレキサを服用し始めた。副作用に体重増加や糖尿病がある。12月の検診結果で血糖コントロールの指標になるHbA1cが5.4%で糖尿病領域。 主治医はこのデータを見て「ジプレキサは止めるしかないね。体重が増えたのはあなただけのせいじゃなくってお薬の副作用だね。同じ作用のあるお薬はみんな耐糖障害があるね」と沈黙。 意欲の向上をもたらすジェイゾロフトを服用しているので、思い切ってジプレキサを中止してサインバルタとジェイゾロフトでのりこえてみようと決心。 それで今日からの処方は、ジェイゾロフトとサインバルタの2種になる。すごいシンプルな処方。一時10種以上のお薬を飲んでいたのが嘘のよう。 この処方で1カ月様子を見ることになる。 アーァ、元気になりたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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