川村カ子トアイヌ記念館
今回の旭川行き。二つの目的がありました。ひとつは、おいしい地ビールを飲むこと。そして、もうひとつがここ川村カ子トアイヌ記念館を訪ねることでした。西武デパートの裏側の14番乗り場から系統24のバスで行くとアイヌ記念館という停留所があります。そこで降りるのですが、いざ降りたものの、あれ?どこ?どこ?それらしい建物が見当たりません。道路を渡り何やらそれらしい建物を探してキョロキョロしているとありました。それぐらいひっそりと建っていました。記念館の前には、アイヌの人の住居チセが建っていて、中を見ることも出来ました。中央に囲炉裏があり、立ち上る煙が中に立ち込めていました。記念館の中に入ると、アイヌの人達の生活用品、祭事に使った道具などが展示されていました。なかでも目に留まったのがこの楽器ムックル。てっきりムックリだと思っていました。以前一度挑戦してみたことがあります。あのピョンビヨンビヨンビヨンという音を出してみたくて。でも凄く難しかったな~。ところで、この方川村カ子ト氏。この方は旭川の近文で生まれ育ったアイヌの酋長だった方。それだけだったら、あぁ~そうなので終わりなんですが、彼は測量技師として北海道の多くの鉄道の測量に携わり、その後その力量を認められJR飯田線の前身三信鉄道を作る際に招かれたということです。北海道の鉄路は彼の功績によるところが大きいことを初めて知りました。