カテゴリ:思い
「井戸端会議」は、江戸時代の長屋にある共同井戸から生まれた言葉。
その頃の、大切なコミュニケーション、情報交換の場。 仕事をしていた頃、井戸端会議と聞くと 「時間の無駄」「発展性がない」と私は悪いイメージばかり持っていました。 でも、専業主婦となった今は違う考えを持っています。 「自分の居場所」で人間関係を築くための 積極的なコミュニケーションの場・・・なのかなと思っています。 私は今の家に、昨年の9月に引っ越してきました。 出産やら何やらで、あまりご近所の方とコミュニケーションがとれていなかったので 最近、ようやく積極的に外に出て、ご近所の方との会話を楽しんでいます。 私は口下手ではじめは緊張しましたが、ある母の行動・言葉に気付きがあり、積極的に楽しめるようになりました。 仕事をしていれば、会社に「自分の居場所」があり、自然と役割もあります。 けれど主婦は、「居場所」や「役割」を求めるならば、自ら作る必要があります。 主婦も仕事を始めれば、「居場所」もできるし、時間も有効に使えるという 考えもありますが、それでもやはり井戸端会議は必要だと思います。 多くの情報をネットで入手できますが やはり、リアルに会って、話す力は大きい。 気軽に話し、相談しあえる人間関係を作るには、井戸端会議はもってこい。 他愛ない話をする中で、ゆっくり人間関係が構築され いざ重要な話をしたり、何かをお願いする時の、土台作りになる。 人間関係が希薄な現代、井戸端会議は地域のつながりの基礎なのだと思います。 人間関係や時間の拘束で悩んでしまうのは本末転倒ですが みな自分の居る場所で、より良くなるよう行動しているのだと思います。 実際その立場になって初めて分かることがある・・・と思い 偏見を持っていた自分は、視野が狭かったなぁと反省しています。 まぁ、こう思えるのも、幸いなことに 噂話やグチなんかを言う人に、井戸端会議で出会わないからかも。 幼稚園バスの送迎の場等、決まった時間に同じ人と話す・・・となると また状況が違い、思うことも違うのかもしれませんが。 ただのストレス発散の場でなく 10年後、20年後のお付き合いを考えて、自分なりのルールを決めて 会話を楽しみたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年05月24日 16時50分22秒
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