働く女性の実情
厚生労働省から「平成21年版 働く女性の実情」(2010年4月9日発表)が発表されました。一部をまとめて書くと女性労働力人口が過去最多の2,771万人(前年比:+9万人 0.3%増)女性の年齢別労働力率は、「25~29歳(77.2%)」、「45~49歳(75.3%)」を 左右のピークとし、「35~39歳(65.5%)」を真ん中の底とする、M字型のグラフになる。前年と比べ労働力率が最も上昇したのは、「30~34歳(67.2%、前年差+2.1%)」 (昭和43年以降、過去最大の上昇幅で、過去最高を更新)未婚女性の労働力率:上昇幅はわずか 10年前(平成11年)と比較し 25~29歳 +1.1%(91.8%)、30~34歳 +0.6%(90.6%)既婚女性の労働力率:上昇幅大きい 10年前(平成11年)と比較し 25~29歳 +9.4%(53.3%)、30~34歳 +9.0%(53.2%)女性の雇用形態 正規職員は1,046万人(前年比:+6万人 +0.6%) 非正規職員は1,196万人(前年比:-6万人 -0.5%) (男性は正規職員 -24万人 -1.0%、非正規職員 -32万人 -5.7%)賃金 所定内給与額は22万8,000円、4年連続で増加(前年比+0.8% 1,900円増) (男性の給与額は32万6,800円、4年連続で減少(前年比-2.1% 6,900円減)) 男女間の賃金格差は3年連続で縮小(男性を100とすると女性は69.8(前年67.8))産業別の動き 「建設業」や「製造業」に従事する雇用者数の減少傾向が大きい。 しかし「医療、福祉」においては景気後退下でも、雇用の増加が続いている(特に女性の増加は著しい)。 女性の出産平均年齢(同白書、付表 人口動態の推移より) 10年前(平成11年) 第1子27.9歳、第2子30.2歳、第3子32.2歳(出生率1.34) 平成20年 第1子29.5歳、第2子31.6歳、第3子33.0歳(出生率1.37) 政治経済の情報については疎いので詳しいことは分からないですが結婚して、子どもを持つ女性が働く率が増えているともいえると思います。正規職員の数が増加しているのをみると、企業側も子育てする母が働きやすいように整備されてきているのかも・・・と数字を見て、思わず期待してしまいます。実情は甘くはないのでしょうけど。「結婚・出産したら女性は家に入る」という時代ではないかもしれません。男性に比べて、転機となることが多い女性。その転機をチャンスと捉えて、人生や働き方など、自分を見つめ再構築することは必要。6月から始まる、「はたらく」を語るNECワーキングマザーサロンで自分がどんなことを考え、話し、どんな気付きや思いを持ち帰ることができるのか楽しみなようでもあり、怖いようでもあり・・・