テーマ:猫のいる生活(136650)
カテゴリ:『猫のいる生活』
![]() 昨夜の偏頭痛が嘘のように消えています。 でも余り食欲はありませんので、パソコンを立ち上げ昨日の日記を書き始めます。 我が部屋猫〈かふん〉は全く起き出す気配もなく、『貴方の野生は何処へ行ってしまったの』という非常に安心しきった寝姿でスヤスヤ寝息を立てています。 今日は曇り空です。 6時過ぎに漸く眼を覚まして未だ非常に眠そうな〈かふん〉を抱いて、着替えのために母屋に向かいます。 昨日の実家への外出のためか「猫神」は布団と格闘しながら疲れきった様子で眠っています。 彼女のベッドには「猫」の姿は見当たりません。 非常に用心深くなった「猫」達です。 「行ってくる」と声をかけると、起き上がって、夢の散歩道に迷いながら玄関まで見送ってくれます。 雨具をディパックに放り込み、弟のスクーターに跨り出勤です。 職場に着くと近くの小高い山くらいの「溜まった請求書」を『もうひとつの会計システム』から入力します。 1つひとつ支出決議書を張り付けるのが原則ですが、同じ業者からの請求書は全部1枚の支出決議書にまとめてしまいます。 貧乏性の「杉の花粉」は他人の金であっても銀行手数料が凄く気になります。 請求書毎に銀行で振込みをすると1件当たり210円の手数料を取られます。 5枚の請求書で計1,050円の手数料です。 それを1枚にして振り込めば420円で済みます。 独身時代に金勘定の苦手な「杉の花粉」は、幾らか銀行に助けられたような気もしますが、見返りに今では法外ともいえる利息を支払っていました。 これ以上、銀行に儲けさせることを「杉の花粉」の過去が許しません。 ですから、規則を曲げない範囲で銀行手数料は極力抑えにまわります。 貧乏人のせめてもの抵抗です。 午前中、少し飛ばしすぎたかなと思っていたら、矢張り午後からは疲れが出始めます。 私事ですが、今朝は4時から眠っていません。 ペースをオモイッキリダウンして午後を乗り切ります。 それでも、請求書は何とか半分に減りました。 昼前から降り始めた雨が丁度ピークを迎える頃に終業時間を迎えます。 上司に挨拶して、ポンチョを頭から被り「折り畳み式自転車」に乗り込みます。 奇跡的にずぶ濡れになる前に駅に到着します。 これも奇跡的に列車で空席を見つけ座り込みます。 疲れがどっと押し寄せてきます。 半分は眠気ですが・・・。 着駅から更にポンチョを纏い、弟のスクーターで自宅を目指します。 昨日が給料日だったようですが、お金を降ろす根性と気力は何処にもありません。 母屋のベッドでは、「猫神」が右を向いて身体を「コ」の字に曲げシッカリと眠っています。 着替えて部屋に戻ると閉じ込められていた〈かふん〉が「ニャンニャンニャーニャー」走り回ります。 ベッドに横たわり少し休んでいると「杉の花粉」の上を行ったり来たり、顔を舐めたりしたい放題です。 先日、顔を踏まれて起されたことを思い出しました。 甘えて暴れて少し大人しくなった〈かふん〉を抱いて母屋に向かいます。 弟のスクーターの座席で蹲る「猫神」系一族の〈レモン〉とニラメッコさせます。 抱いた〈かふん〉を近づけると始めは顔を舐め合おうという素振りを見せた〈レモン〉ですが、〈かふん〉がイキナリ猫パンチを繰り出し、猫パンチの応酬になります。 少しは仲良くしようという考えはないのか〈かふん〉! 生まれて直ぐに捨てられ獣医さんに拾われてからは、ズッと人の中で生きてきた〈かふん〉です。 人より「猫」の方が苦手なのかも知れません。 シャワーを浴びて「猫神」の様子を見ます。 一瞬眼を覚まして「よく眠れない」と抜かしていた「猫神」は左を向いて身体を「コ」の字に曲げシッカリと眠っています。 そのまま自分の部屋に戻ります。 パソコンを立ち上げ、1時間もすると夢の散歩道の途中で迷ったような表情で「猫神」が部屋に顔を出します。 少しお話をしながら、宅配されていた「野菜タップリお弁当」を二人一緒に食べ始めます。 話題が何故かエコ問題になります。 日増しに元気を取り戻す「猫神」が、今日久し振りに電話に出ると「電気代が40%お得になります」と言うセールストークに遊んでしまい今度の土曜日にセールスマンが来ることになったといいます。 セールスマンをオチョクルだけで真剣に相手にしない「猫神」ですので、如何やって言い負かせてやろうかと今から楽しみにしているようです。 前にエコキュートの説明を受けたことがあります。 それに「猫神」は、如何こう言っても「エコ」にコダワリをもつ「ネコ」です。 「これから地球はどうなるのかな?」 「人口爆発して、それでいて最近はエコの話は余り聞かないし」 と少し寂しそうに「猫神」が話し始めます。 「基本的に電力会社は最大電力消費量が最大電力発電量の8割以内に収まるように発電設備を整備している。」 「8割を超えてしまうと設備が持たないので停電を引き起こしてしまうから。」 「エコキュートやエコアイスなんかは、最大電力消費量を抑えるために電力会社が実施しているもので、何かと言い訳はしているが、基本的にはエコとは関係ない。」 「でも、一時期急上昇した夏の最大電力消費量が、最近は減少傾向にあるから、電力会社は新たに大規模発電所を造らなくてすんでいる。」 「そういった意味ではエコなのかも知れない。」 「猫神」も知っていることですが、思わず言い返してしまいます。 「でも最近は全然、省エネやエコの話を聞かなくなった。どうしてかな?」 「多分、タイムオーバーで間に合わなくなったからじゃない。」 「毎年オゾンホールは拡大し続けているし、地球を回復させることは、もう出来ないと諦めたんじゃないかな。」 「そう言えば、○○チャン(妹さんの名前:チャン付け)が言ってたけど、最近は乳児にも『日焼け止め』を塗るように言われているらしいよ。」 「もう地球は駄目なんだろう。人類では如何することも出来ない。」 「オゾン層が希薄になったり、無くなってしまったら全生物が死滅する。」 「後、どれ位の時間が残されているのかな。」 カナリ悲劇的な話になりました。 もう少しお話をして「猫神」は自分の部屋に戻ります。 「チットモ眠れないから少し眠ってくる」と言い残して。 それから、「杉の花粉」の記憶が途絶えてしまいます。 午前2時に、「杉の花粉」の上を中心にして部屋中を走り回る〈かふん〉に叩き起されます。 雨の中、外に出たがって仕切りに騒ぎます。 仕方がないので、ドアを開けると飛び出して行き、直ぐにずぶ濡れになって戻ってきて甘えます。 一体何がしたいんだ〈かふん〉! 「杉の花粉」は、眠い中、パソコンに向かっていると、何度もキーボードの上に飛び乗ります。 その度にベッドに横たわりお腹の上に載せ、頭を撫で回します。 すごく仕合せそうな顔をする〈かふん〉を見ると叱ることが出来ません。 こういうのも、また仕合せなのだろうと思っていると、独り〈かふん〉は勝手に保護色毛布の上で丸まって眠ってしまいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年06月23日 04時52分06秒
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