「朝寝して昼寝して宵寝して。飯を喰らいて夜もまた寝る。」
一休禅師の言葉だったような気がしますが、
正しくそういう日を送ってしまいました。
朝、11時過ぎに「猫神」に叩き起こされ、少しお話をします。
一緒に熟睡していた我が部屋猫〈かふん〉は急に起き出し外に逃げ出してしまいます。
昨夜は怒って部屋に戻っていったと思っていた「猫神」でしたが
、「あれだけ眠くなってるのに、気が付かないので寝てやった!」と怒られました。
12時に弟を出張先へ戻るために皆が集合する会社まで送っていきます。
今日は
一番大きな「ネコ」も一緒です。
会社の隣のショッピングセンターで昼食です。
「回転寿司」が食べたいと我侭な「ネコ」ですが、
毎日昼夜共に弁当の生活をしている「杉の花粉」は
麺類に飢えています。
「弟と一緒に「回転寿司」にいったら?」
と言うと、
「今日はラーメンの気分じゃないのに!」
とブツブツ言いながら付いてきます。
「杉の花粉」と弟は
「ラーメンセット」、丼もあるのに「猫神」は
「天ぷらウドン」を注文します。
結局みんな
麺類が食べたかったようです。
人で一杯のフードコートは、
何色もの、そして犬の形をしたものまで多くの風船を持った子供連れで埋まっています。
「猫神」は、欲しそうな顔をします。
「テメーも歳を考えろ!」
と
弟もそう考えたことだろうと思います。
口に出さなかったのは、
長期出張で彼も成長したからでしょうか。
その後、
『対人恐怖』と『外出拒否』の「猫神」が一回りしようと言い出します。
彼女なりに病気と対峙しようと頑張っているのかも知れません。
単に
「ひょっとすると風船が貰えるかも知れない。」と考えただけかも知れませんが。
動き出すと、
『頭がスッと後ろに引っ張られる感じ』と『足元が覚束ない』非常に不安定な状況に襲われます。
明け方に不思議な夢にウナサレました。
『向こうの世界』で意識を失うと『こちらの世界』で眼が覚める夢です。
再び眠ると『向こうの世界』に戻ります。
そして、
『他人事だったこと』が
段々自分自身の問題に摩り替わっていく。
寝汗に塗れていました。
この夢をキッカケに、
「心の病」など日記に『空想物語・・・「うつ」の見せる白昼夢』を書こうと思い立ちます。
未だ途中ですが、少し興味があれば覗いてみてください。
1時過ぎに隣の会社の門まで弟を送り、
主治医から「猫神」のリハビリに指定されている
『ゲームセンター』に向かいます。
信じられないかも知れませんが本当です。
『対人恐怖』と『外出拒否』を悩む「猫神」が
「『ゲームセンター』なら出られるし、人も余り怖く感じない。」と
主治医に話したところ
、「そういうことなら、『ゲームセンター』に出かけるのも良いことかも知れません」という
主治医からの『お墨付き』を貰っています。
「不思議な夢」のため寝起きが悪く、未だ現実感に乏しい「杉の花粉」は
『帰って充分に寝る』という選択が正しかったのでしょう。
「杉の花粉」の
『疲れ』を敏感に察知する「猫神」も
「無理はしないで!」と何回も繰り返します。
ですが、
明日は『会計支出の検査』が待っています。
休む訳にはいきません。
『このまま眠り込んでしまう恐れ』と『身体の不可思議な疲れ』を考えると
『無理をしてでも外出を続ける』という
『逆療法』が
『最も有効な手段』と頭の奥底から声がします。
『ゲームセンター』で5時間過ごします。
最後には
『疲れ』が
レッドゾーンを遥かに越えてオーバーヒート直前です。
近くの
スーパーマーケットに寄って夕食を買って帰宅します。
父親の命日のため(少し過ぎてしまいましたが)、
「猫神」は仏壇用の「お花」を「杉の花粉」は父親が大好きだった『大福』を購入したのも付け加えておきます。
帰宅して
自分の部屋に戻ると、
身体が『弛緩』して動けません。
部屋に飛び込んできて甘える〈かふん〉を
アヤシながらベッドに寝転がります。 「先に食べるよ」と部屋を出て行く「猫神」に返事をした後の記憶がありません。
気が付くと
午前3時を廻っていました。
〈かふん〉は
気持ち良さそうに保護色毛布で眠っていました。