テーマ:たわごと(26612)
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♪川は流れる橋の下。 まるで二人の恋のように。 川は流れる橋の下ぁ~♪ 五木ひろし氏の『愛の始発』って歌らしい。 「川が橋の下、流れんのは当たり前やろ!」 「川が橋の上、流れてしもたら洪水やないかぁ!」 「責任者出て来いっ!」 ・・・ 「責任者出てきたら、アンタ如何すんの?」 「・・・ゴメンて謝る。」 私が尊敬?する今は亡き人生行路師匠の持ちネタである。 だから・・・ 五木ひろし氏の歌だってことは知っていたが、歌の題名なんて知らなかった。 今から20数年前に大ヒットした曲であるが・・・ もし、今、この歌を再び『五木ひろし』が歌ったってヒットするのだろうか? でも、 他の人は勝手に歌えないし、 この歌を勝手に再プレスして再販することは許されない。 そう、著作権法に抵触するからである。 著作権法によると・・・ 著作権は、『著作者の死後50年を経過するまでの間、存続する』ってことらしい。 誰が、この歌の著作権を持ってるなんて知らないが、 そいつが未だ生きてりゃ、少なくとも私が生きてる間には、勝手に再販されることはない。 そして特許法。 中村修二教授が以前勤めていた会社日亜化学工業を相手に、2001年に起こした『404特許訴訟』 一時世間を騒がせた『青色発光ダイオード』の製造技術に関する特許訴訟である。 一審の東京地裁では「被告会社に対し約200億円の支払い」を命じる判決がなされた。 二審の東京高裁では、『8億円の和解金の支払い』と云う和解勧告がなされ原被告共に受け入れ終結した。 中村修二氏は自著により日亜化学工業社員時代を述べているらしい。 「『青色発光ダイオード』の開発を社長に直訴し、会社から約3億円の開発費用の使用を許される。 米国のフロリダ大学に1年間留学後、日亜化学工業に戻り、約2億円程度するMOCDV装置の改造に取り掛かるが、社長の交代等もあり研究の取り止めを求められた。」とのこと。 中村修二氏の優秀な『頭脳』無くしては、多分『青色発光ダイオード』の開発は出来なかっただろう。 でも、日亜化学工業が合計5億円に上る開発費用等を拠出しなければ・・・ 例え、中村修二氏の優秀な『頭脳』が在ったとしても、『青色発光ダイオード』の開発は出来なかったんじゃないのか? 研究開発のために企業は膨大な費用を投じている。 しかしながら・・・ 実際の企業収益に結びつく研究開発は其れほど多くはないらしい。 その割合は、製薬会社なんて5%に満たないと聞いたことがある。 5%に満たない研究成果で製薬会社は存続していく。 その『5%に満たない開発者』が、上述の中村教授の様に特許権を主張したら・・・ とてもじゃないが、製薬会社はやっていけないし、研究開発なんて一切出来なくなるんじゃないのかな。 そうすれば『新薬』が全く開発されず、本来なら『生きられた人』が『死んでいく』ことになる。 米国の影響らしいが・・・ 余りに著作権や特許なんて知的財産権を尊重し過ぎてはいないか? 『研究開発に成功した者』や『大ヒットを飛ばした歌手』にすれば・・・ 必死な努力の賜物であろうし、 少しでも既得権益を守りたいと云うのは理解できる。 でも・・・ 彼ら『一人だけ』の成果じゃないだろう? 研究開発に膨大な『金』を投入する企業。 業界中に媚を売って廻る芸能事務所。 関係者ミンナの必死な努力が合わさって・・・ 『女神』が微笑んで・・・ 初めて成功するんじゃないのだろうか。 万年筆って・・・ 『開発者が特許を開放した』と高校時代に聞いたことがある。 書きやすい文具を全ての人に使ってもらうために・・・ 今、調べてみるとそういった表記はないので怪しい話なのだが。 発明なんてモンは、矢張り世界中の人の仕合わせのために開発して貰いたい。 そこに利益が生じるのは当然である。 でも、『既得権益』が保護され過ぎると・・・ 今、それが世界の人々を苦しめ始めている。 アフリカに爆発的に蔓延する『後天性免疫不全症候群』の治療に当たっている国際医療団体が、世界中の製薬会社に特許の開放を求めたらしい。 「単純に薬の生産だけすれば1人1日当たり『数円』の費用で済む」と云う。 それが、特許料を払うと『数万円』と一気に高騰するらしい。 数社は、その人道的な呼びかけに応じたらしいが・・・ 或る独逸の製薬会社は断固として拒否したらしい。 その製薬会社を責める心算は毛頭ない。 でも・・・ 日本国なんて御目出度い国では『格差』なんて知れたものだが、 世界は、我々の想像を絶する様な貧しい人々で埋もれている。 世界中の富を半ば強奪して発展してきた先進国。 ここまで豊かになったんだから・・・ ソロソロ、少しは、世界へ恩返しをしても良い頃なのではないだろうか? ・・・『五木ひろし』の著作権なんて3年もあれば充分じゃないか! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年06月02日 17時22分24秒
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