テーマ:たわごと(25914)
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毎日新聞さんの
『<遺影画>「写真より本人そっくり」すてきな最期を』って記事を見た。 「自分へのご褒美」「しわのない顔で人生を締めくくりたい」。 こんな理由から、葬儀の遺影に肖像画(遺影画)を使う動きが広がりつつある。 生前に棺桶や死に装束を決めるなど、自分らしい最期を迎えるための活動「終活」の一環。 「描かれた人の人生そのものまで表現しているような味わいがあるのが好まれるのでは」と 人気の理由を明かす。 あたしには、どうだっていいんだが。 ほんと どうして、あたしたち日本人ってのは いつまで経っても、プチ・ブル根性から抜け出せないのかねぇ。 まあ 今の元気な高齢者さんなら団塊さんで、まんま、小市民ってヤツの代表選手だから 「三つ子の魂百まで」を見事に具現化している? だって 先進国を気取る韓国人とか、お金持ちを気取る中国人とか 彼らの言動を見て、すっごく、気恥ずかしく思わない? それと、おんなじだよ。 【すてきにサプライズ】 鹿児島県の主婦さんは2年前、遺影画を購入した。 長女の成人を祝い、注文した肖像画の出来栄えに感動し、 「親戚や友人を驚かせよう」と葬儀で使うことを決めた。 遺産や延命治療の希望などをエンディングノートに書き記すなど 終活に積極的な友人がいたことも影響した。 「しわを消してもらい、少し前の自分に戻れたよう」と大満足。 夫以外の家族には報告しておらず、エンディングノートで意思を伝えるつもりだ。 ほんと、とっても、サプライズ。 そりゃ 「親戚や友人」も驚くだろう、さ。 葬式なんて そもそもが、バカみたいに、お金が掛かるイベントなのに そんな くつだらない肖像画に、10万円も、20万円もかけたなんて。 どんだけ、おバカなの?って 親戚も知人も、みんな、ビックリしちゃう。 だから、あたしなら 絶対に、他人(ひと)が入る場所に、肖像画なんて飾らない。 あたしの両親が 人生の晩節ですら、そんなにマヌケだったと思われたくないもの。 そして そんな遺伝子を受け継いでいるって、陰口を叩かれたくもない。 貴方の親なら はっきり、愚行だ!と言ってあげなさいよ。 それが言えないなら、それだけの親子関係で なら、大切な肖像画が、押し入れに、秘匿されたって仕方ない? それに 「終活」って、なに? それ、結婚前に、付き合ったカレの痕跡を消すって、感じ? 生前の悪事の数々を、真っ新(さら)に消し去っちゃう、みたいな。 あの、さ。 自分の「棺桶や死に装束」に どんだけ拘って、どんだけお金を掛けたって みんな、一瞬で燃えちゃうんだよ。 いわば お札に火を付けて、燃やしちゃうようなもの。 同じ浪費でも まだ、結婚式なら、いいさ。 ビデオに撮って友人に見せて、迷惑がられるのも含めて 終わってからでも、多数に喜びを強要、失礼、多数と喜びを共有できる。 けれど お葬式なんて、それこそ、一回コッキリで いいお葬式でしたね!とか、まず、事後に話題に上るコトはない。 そんな 「終活」って言葉に弄ばれるバカバカしさに、どうして気が付かない? というか どうだっていいけど、それに使ったお金を、孫に残して遣ったら? 【生きた証しに】 和歌山県の元繊維工場社長さんは、 中学生だった長男を病気で亡くすなど、つらい人生を歩んできた。 病弱だった夫を10年間、看病し続け、 夫に託された工場を寝る間も惜しんで支え続けた。 遺影画は「生きた証しに」と6年前に注文。 子どもを亡くした心労でできたシミの痕が赤く残るが、 苦労を重ねた自分の誇りで、肖像画でもありのまま描いている。 申し訳ないけど 修正・加工もしないで 「シミの痕を、ありのまま」ってなら、それ、まんま、写真でよくない? 何が哀しいって、さ。 80年も生きて その「生きた証し」を、肖像画にしか求められない性根の貧しさが、不憫で堪らない。 あたしん家(ち)でも 遺影を祀って、毎日、拝んでいるけど。 なにも、写真ばかりを想っているワケじゃない。 その写真を、キッカケにして その時々の、あたしの気分次第で その時々の、母の、父の記憶を思い出す。 残された者が、忘れない限り 故人は、どこにも行ったりしない。 だから 残すなら。 それは、見栄えのいい写真とか、修正・加工済みの肖像画とか そういうモノでなく、残される者への強烈な印象ではないの? あのとき どんなに可愛がって貰ったか?どれほど愛して貰ったか? その、強烈な記憶があるからこそ 睨み付ける写真を見たって、微笑んだ顔を思い出せる。 ヒトが「生きた証し」なんて、ヒトの、血の記憶にしか残りはしない。 どれほど、高額な肖像画だって 決して「生きた証し」になんか、なるハズがないんだ。 貴方が、家族を愛して、知人を愛(いつく)しんで そうして、生きて来たのなら 写真だろうと、残された者の、貴方の記憶は、消え去ったりしない。 それこそが、「生きた証し」ではないの? もっと、もっと、もっと 自分に、自信を持っていい。 せっかく生きて来たのに お願いだから その証しが肖像画だなんて、哀しいことを言わないで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年02月02日 17時27分46秒
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