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家庭内単身赴任?オヤジの手酌日記

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2008年07月19日
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テーマ:徒然日記(22895)
カテゴリ:教育?
今晩は。独酌です。
お話は昨日の続きです。

英語圏で「sorry 」という言葉を使うと全面的に自分の非を認める事になりますので、滅多なことでは(公の場などの場合は特に)口にしません。
それが、今年2月のオーストラリア議会に於いて一国の首相が3回も口にしました。

For the pain, suffering and hurt of these Stolen Generations, their descendants and for their families left behind, we say sorry.
To the mothers and the fathers, the brothers and the sisters, for the breaking up of families and communities, we say sorry.
And for the indignity and degradation thus inflicted on a proud people and a proud culture, we say sorry.


何に対し「スマン、スマン、スマン」と詫びているのかというと、人類史上最低最悪の【genocide】の事を指しているのです。

【genocide:ジェノサイド】は「大量虐殺」と訳されることが多いのですが、国際法的な定義は以下の通り。なお、国際法上の定訳は【集団殺害(罪)】となります。

(a) 集団構成員を殺すこと。

(b) 集団構成員に対して重大な肉体的又は精神的な危害を加えること。

(c) 全部又は一部に肉体の破壊をもたらすために意図された生活条件を集団に対して故意に課すること。

(d) 集団内における出生を防止することを意図する措置を課すること。

(e) 集団の児童を他の集団に強制的に移すこと。

ここまで読まれた方の中には、「何だ、ナチスの方が酷いじゃないか」と思われた方もいるでしょう。
確かに犠牲になった人の数だけを見れば、ホロコースト(この場合は冠詞の付いた固有名詞の【the Holocaust】です)の方が上ですが、これは【ゲルマン人】が【ユダヤ人】を大量虐殺した・・・言ってみれば人と人の争い(一方的な虐殺ではありますが)でした。

皆さんスウィフトの【ガリヴァー旅行記】はご存知ですよね?
その最終章に次のような一節があります。



「人間の言葉を話す知的な馬フウイヌムと、人間の形をした知性のかけらもないヤフー」



ここに書かれた【yahoo】こそが、アボリジニを指しているのです。ここから派生して、英語の 「yahoo 」には「野獣のような人間、ならずもの」や「無骨者、田舎者」という意味があります。
イギリス人がオーストラリアに入植した当初はアボリジニを「人間に形の似た野獣」と認識していて、カンガルーなどと一緒にスポーツとしてのハンティングの対象にしていました。

話が前後しますが、ここで【aborigine:アボリジニ】の意味について少し。
現在、英語で「aborigine」は「原住民」という意味ですが、本来の意味は【オーストラリア本土の先住民】【タスマニア人】【ティウィ人:北オーストラリアのバサースト島及びメルヴィル島の先住民】【トレス海峡諸植民】の事を指しますが、通常「アボリジニ」と言うと、単にオーストラリア本土の先住民族を指す事が多くなりました。最近では何の勘違いか【Aboriginal:アボリジナル】という形容詞を「ab」+「origine」=「Aboriginal」という名詞だと思ってる人もいるようです。「アボリジナル人の悲惨な歴史・・・」とか書いてある事がありますが、普通に「アボリジニの」という意味です。大体↑の「ab」+「origine」は大ハズレではないのですが、正確には「ab」+「origin」+「e」です。
これはラテン語の【ab-origin-e:アブ・オリジン・エ】で【ab:~から】+【origin:始まりの・元】+【e:在る・居る】=【最初から居たもの】=原住民です。



語源はともかく、キャプテン・クックの発見から100年足らずでアボリジニの80%以上が殺害され、中でも約37000人いた【タスマニア人】は1876年に絶滅しました。
その中の一人ウィリアム・ラニーの遺体が死体保管所から盗み出されたようですが、その後の顛末は記録に残っていません。
ただ、当時の【タスマニアン王立協会】のストックウェル博士はラニーの皮膚で作った煙草入れを愛用していたと伝えられています。

ホントにこんな酷い事を?

そう思いたい方もいると思いますが、信じられない様な残酷な行動についての報告は沢山あります。
娯楽として銃で狩を行ったことは既に書きましたが、こんなの序の口。

何人ものアボリジニーの赤ん坊が首のところまで土に埋められ、その首をどれだけ遠くに飛ばせるか競争する。
ためだけに多くの幼児が頭を蹴り飛ばされ殺されました。

女性達は暴行された後、膣から口までを木の枝で貫いて身体を串刺しにして殺されました。

男性達は生殖器や手足を切り落とされた上で放置され、出血多量で死にました。

集落の飲み水用の井戸に毒を投入。
更に毒入りの食物(主に小麦粉)を配った。
入植したイギリス人は水利のある最良の平地から侵略を始め、他の地域に手を拡げていった。その為アボリジニ達はどんどん、高所や砂漠などの乾燥し辺鄙な土地へと追いやられていきました。
多数のアボリジニーが数少ない水資源と食糧の周りに集まっていたので、上記の方法は非常に効率的な殺害方でした。
アボリジニ達は川や井戸に近付こうとすると銃撃されました。
水と食糧の供給を絶たれ無数の餓死者が出たわけです。

これらの行為に病気が追い討ちを掛けます。アボリジニ達にはヨーロッパ人の病気に対する免疫が無かったからです。特に天然痘や性病が多大の犠牲者を生み、白人の入植地の境界を越えて急速に広まりました。

こうして約30万人だったアボリジニの人口は1930年代には約6万人に激減します。そしてここから【民族抹殺】へのトドメが始まります。

今日のお話はココまでです。
自分で書いていながら、むかっ腹立ってきたので心の衛生の為に

「飲みモード」へ突入します。

では!











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Last updated  2008年07月20日 02時17分02秒
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