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笏取り虫

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BMW R90/6

2020.05.13
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カテゴリ:BMW R90/6
せっかくなのでバキュームゲージで両キャブの負圧を確認すると・・・違ってる(写真10)。ここは触るつもりはなかったのだが、ずれているのを見てしまった以上合わせねばなるまい。まずは2本のワイヤーの調整から。アクセル1つで2本のワイヤーを引っ張っているので、アクセルを開き始めたとき両キャブが同じように動き始めなければならない。これは外から見て分かるので比較的簡単。エアースクリューも外からマイナスドライバーでとりあえず1/4戻しとしておく。CRキャブの蓋を開けての調整は初めてであるが、ここから迷路にはまることになる。なかなか決まらないのでエンジンの前に扇風機を2台置き(写真11)、エンジンを冷やしながらの調整となる。両キャブのピストン(スロットルバルブ)の高さを合わせるのであるが、本来キャブを外して吸入側から見てピストンの高さを両方同じように合わすのであろう。外すのが面倒だったのでキャブを外さずにピストン上部で合わすことにした。いざ開けてみると高さが微妙に違う。
ピストンの高さを合わせるためには、ピストンを吊っているリンク(写真12及び写真15の②)に付いているダブルナットを緩めて回すのであるが(②が楕円穴、これを上下させる)(写真13)これが何とも微妙で、バキュームメータの針がすぐに上下し、倍くらい違うようになることもあった。外のナットを回すとピストンが上下し、中のマイナスネジを回すとスロットルシャフト(写真15の⑥)が少し回転し、アクセルの開け始めがずれる。なかなか妥協点が見つからない。CRキャブってこんなめんどくさいことをするのだろうか。長期間の運転で多少ずれてしまったのだろうが本来組み立てたときに机の上でぴったりと会うように調整しておけばいいことなのだろう。だいぶ時間がかかってしまったが、(2つのバキュームゲージの校正はひとまずおいて)何とか合わせることができた(写真14)。あおってみると引っかかりもなくうまくいったと思われる。扇風機がなければエンジンが焼けてしまうところだ。あとは試乗してみて確かめよう。
(藤)

写真10
写真11

写真12

写真15

写真13

写真14






Last updated  2020.05.13 05:34:51
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2020.05.12
カテゴリ:BMW R90/6
今日は朝からBMWと戯れる。
カムシャフトの先端に付いているガバナーとポイントを外す。荒れたポイント接点(前回写真3)と新品のポイント(写真4)の差は歴然、新品接点はさすがに光っている。よく見るとカムが当たるベークライトの部分はすり減って平らになっていた(写真5、手前新品、奥外したポイント)。ポイントを外すとドーナツ型のベースが顔を出す(写真7)。このベース、黒いネジとその対角線上の穴(ポイントから出るコードのクランプを兼ねる)でクランクケースに止まっており、このベースを少し回すことで点火時期を調整する。ポイントはシャフト右側にあるネジ穴1つでベースに止まっており(写真5の長穴)、これをずらすことによってポイント間隙を調整する。ついでにガバナーのスプリング2本も新品に換えておいた(写真6)。
ポイントを組みガバナーをとりあえず取り付ける。とりあえず、というのはこのガバナーの反対側にカムが付いており、カムを組まないと間隙の調整ができないのである。間隙はお決まりの0.3ミリ、名刺の厚みである。次は点火時期。プラグを外しキャップを付けた状態でシリンダ上に置いておく。クランクシャフトを回し、パチンと火花が飛んだところが点火であり、その時期はフライホイール円周上の"S"マークで確認する。時期はポイントの乗ったベースを少し回すことにより動かすので、エンジンを回しながら、ができない。エンジンを止めてガバナーを外し、ベースネジを緩め、ベースを回し、ネジを締め、ガバナーを取付け、エンジンを回しタイミングライトで確認、を繰り返すのである。調整ができたらポイント室の周りの溝に新品のゴム紐(シール)をはめ込みオカメを閉じて完成(写真9)。(藤)

写真3

写真4

写真5

写真7

写真6

写真9






Last updated  2020.05.12 06:35:46
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2020.05.11
カテゴリ:BMW R90/6
久しぶりの投稿である。
4~5日前の早朝、気持ちよくBMWを走らせていると、どうもアクセルのツキが悪い。ぐっとアクセルを開けると小さいのだがゴンゴンする感じ。これはどうも点火タイミングが少しずれたかもしれない。タペットの音もちょっとおかしい。あまり無理をせずに帰って来た。タペットを触るのでエンジンが冷えてから&手が空いた2-3日後にヘッドを開けてみた。お決まりのタペット調整はそんなに難しくはないがプッシュロッド側をエンジン方向に押さえつけ、バルブリフターやロッカーアームの凹部分に残るオイルを充分押し出してからシックネスゲージを入れることが重要だ。今回は左のエキゾースト側の隙間が多少広かった程度で調整を終える。(写真1,2)
次はタイミングライトで点火時期を確かめる。やはり少し狂っていた(遅くなっていた)。オカメ(電装カバー)を外し、ポイントを点検してみる。前回ポイントを交換してから15000キロくらい走ったろうか。ポイントの接点面はかなり荒れていた。(写真3)ちなみに新品は(写真4)なのでどうかと思いつつヤスリで磨いた。写真では古いポイントを外しているが、この日は外すことなく接点を磨いて間隙調整、点火時期調整を終えてエンジンをかけた。でもちょっとおかしい。アイドリングはわりと安定しているのだが、アクセルをひねったときのツキが悪い。もたつきながら回転が上がる。やはりポイントの荒れは修正されていないようだ。これは新品に換えた方が良いかもしれない、と、今日はここで時間切れ。交換は明日にしよう。(藤)

写真1

写真2

写真3

写真4






Last updated  2020.05.11 05:41:28
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2018.06.04
カテゴリ:BMW R90/6
バイクが古いので新しい部品を組み付けるとバランスが崩れ正常な電子部品が壊れることがある。被害を最小限にするにはコンデンサの交換も必要だ。前回試した汎用コイルの売り文句は「高い電圧で強い火花が飛ぶ」であるが、これがバランスを崩す原因である。非常時には仕方ないが、ずっと使うとどこかにしわ寄せがくる、とフジイが言っていたのである。組む前に新品のコイルの抵抗値を計っておいた。1次側1.2オーム、2次側6.76キロオームで2本ともほぼ同じであった。(写真1・2)この年式の純正のプラグキャップやコードは雑音防止の抵抗が入っていない。(写真3)ちょっとイグニッションノイズをまき散らすかもしれないが、これにコネクタをねじ込み(写真4)コイル、コード、プラグキャップを組み付け、ついでにコンデンサも新しいものを組み付ける。(写真5)
買ったゴム部品の中にフレームとガソリンタンク前方下部が接触するところに入れるゴム部品があった。(前記事写真6の中段左の細長いゴム)これは通称”ちくわ”というらしい。ちくわを縦に割ったような形をしており、うまいこと言うな、と感心。新品はさすがにきっちりとタンクが止まる。さて、試乗である。エンジンかけ、まだ暖まっていない状態でもなんか調子良さそうである。暖機の後、はやる心で走り出す…やったー直った!10キロほど走る中で高いギヤで低速、低いギヤで高回転、上り坂の高負荷など色々試し自分の顔がほころんでいるのがわかる。コードとキャップを純正に戻したためクラッシックが際立つ。青い高圧コードはちょいといただけないよね。ご心配をかけました、44年選手復活です。(藤)

写真1

写真2

写真3

写真4

写真5






Last updated  2018.06.04 06:13:25
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2018.06.02
カテゴリ:BMW R90/6
症状が改善しないので原因はコードではない、かもしれない。こうなると1つづつ部品を替えて確かめてみなくてはならない。NGKのコードは以前エンジンをオーバーホールした時にフジイが付けたもの。その時替える前のコード(ノロジー)を返してもらっていたのでこれに付け替えてみて試乗してみるけれど…だめだ。(写真1)ということはコイルか!ここにきて最悪の事態になってきた。
電気系統の不安に怯えながら整流器やレギュレターを純正品ではないが同等以上の性能を有する新品に替えていたのだが、純正コイルはいささか値がはるため汎用のコイルを買って持ち歩いていた。(写真2)遂にこいつの出番が来たようだ、と交換して試乗…症状が出ない。ありゃーやっぱりコイルか、これは観念せねばなるまい。
最近のBMW純正部品調達は仙台にあるビーマーというところである。コイル2つにポイントやコンデンサ、(写真3)純正のプラグキャップ、高圧コード、(写真4)ついでに手持ちがなくなっていたエアフィルタ、オイルフィルタ、(写真5)朽ちかけていたゴム部品も注文する。(写真6)全て在庫があり、注文のメールから4日で全て届いたが、サイフが軽くなったのは言うまでもない。(藤)

写真1

写真2

写真3

写真4

写真5

写真6






Last updated  2018.06.02 06:06:01
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2018.05.31
カテゴリ:BMW R90/6
5月11日の三瓶山ツーリングの前日の早朝、また性懲りもなくプチツーリングに出かけた。女房に「明日ツーリングに行くのに」と言われながらである。女にはこの感覚は分からないだろうなぁ、と思いつつ出かけた。いつものように総社から空港、吉備新線、農道と走るBMWのエンジンは快調である。早朝の少しひんやりした爽やかな空気を肌で感じながら走る。賀陽道の駅での小休憩の後ルミエール病院の横を通り日羽から総社へ、浅原の小高い山を越えるころから何かエンジンの様子がおかしい。加速時や負荷時エンジンがばらつく。以前も同じような症状になり原因はイグニッションコイルのコネクタ接触不良であった。でも、ばらつく感じが以前とちょっとちがう。ばらばら感が以前よりひどい、これは困った。原因は何だろう、家まで帰れるかと思案しながらも「恐らく大丈夫だ」と、今までの経験から何となく感じた。倉敷ICから山陽道に乗り、瀬戸中央道へ。あまり急激な加速はエンジンが壊れそうな感じもするなか、粒江パーキングを過ぎたあたりでどうにも我慢できなくなり路肩の広くなったところで停めた。アイドリング状態のエンジンはそんなに悪くないのだが走り始めるとだめだ。加速しないし最悪の状態。それでも騙し騙し這々の体で家まで帰ってきた。早速原因を確かめるべくガソリンタンクを外し、イグニッションコイルをはずした。症状からは電気系統だろうと思われるがコイルは目で見ても良し悪しは分からない。確かめる方法はテスターを当てて一次側、二次側の抵抗値を調べることしかできない。結果は良、だろう。だろうと言うのは抵抗値は基準値より多少の違いはあるが、断線はしていないからである。もっとも断線していたら火花が飛ばないからエンジンは回らなくなる。この頃のBMWは、6Vのコイルを2つ直列につないでおり、1次側が1つでも切れたら火花は両方飛ばない。2次側が切れたら片肺になることが予想されるが、今回片肺ではなかったのである。
さて弱った。どこに原因があるのかいろいろなところを眺めまわす。どう考えても電気系統だろうと高圧コードを見ている時気がついた。コードのコイル側は金属のコネクタが付き(写真1)イグニッションコイルのツノに入っているのだが、このコード芯線とコネクタのハンダが外れていることに気がついた。(写真2)これだ!間違いない、とこの時は確信した。ハンダ付けし直せば直るさ、と安易に考えながらよく見るとこの高圧コードの芯線はちょいとちがうぞ。最近の高圧コードには雑音防止のため抵抗が仕込まれている。プラグの「抵抗入り」と同じ原理か。このコードはNGK製で芯線がカーボン=抵抗でその周りにごく細いコードが螺旋状に巻いてある。(写真3)どう見ても半田付けができそうにない。今までの様々なハンダ付けをしてきた経験からハンダが乗らないと思われた。おまけにこのような振動する部分に細い線をハンダ付けすると、細いが為にまた断線してしまうことが予想できた。
そこで考えたのはスリーブを「圧着」(写真4・5・6)した後、そのスリーブをハンダ付けでコネクタに止める、という方法である。幸い圧着の材料、工具は揃っているので早速やってみる。(写真7)自分でもなかなかうまくいった、と自画自賛。もう直ったようなものさと組み付け試乗に出かけた…アクセルをひねった瞬間、だめだ、直ってない!(藤)

写真1

写真2

写真3

写真4

写真5

写真6

写真7






Last updated  2018.06.01 12:01:06
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2018.03.17
カテゴリ:BMW R90/6

昨年秋頃から、BMWを走らせているとき雑音が気になりだしていた。それは左のシリンダヘッドあたりからで、明らかにカチャカチャという音だ。右からはあまり聞こえてこない。ロッカーアームとインレットバルブ、エキゾーストバルブの隙間が規定値以上になりバルブを叩いているようになったのだろう。寒さと忙しさも一段落、22日にはうどんツーリングに行くので調整をする。
クランクを手で回すためにまずプラグを外し、エンジン前方の電装カバーを外す。お目当てのバルブクリアランス調整ネジを触るためにはヘッドカバーを外さなくてはならないのだが、BMWはいたって簡単。ヘッドを留めているのは片側たった3本のナットだけだ。(写真1・2)カバーを外すと2本のロッカーアームが姿を現す。(写真3)ちなみにロッカーアームとバルブステムは少しずれており、バルブを押したときバルブがゆっくり回るようにできている。おまけにプッシュロッドも回るような細工がされている。左シリンダ側の今の状態はどの程度かとシックネスゲージを隙間に突っ込み測ってみるとIN=0.15ミリ、EX=0.20ミリとなっていた。(写真4=左シリンダEX)カチャカチャ音の原因はこの大きめの隙間だろう。事前に手持ちのサービスマニュアル3種類をみてみると、なんと3冊とも違う、どーなっとるの?。3冊の中の1冊に表示されたIN=0.10、EX=0.15が正しいだろう!?と勝手に決めて調整を始める。BMWはOHVなので長いプッシュロッドを持っており、ロッカーアームのロッド側を強めにロッドに押しつけ、反対側のバルブステムとの間隙が最大になるようにしたときの隙間を合わせるのである。このときクランクシャフトを手で回し圧縮上死点を出しておくことを忘れてはいけない。隙間に入れたシックネスゲージを手で動かし「固いかな」ぐらいで固定する。(写真5=左シリンダEX)BMWのアジャストボルトは12ミリの六角ナット2つなので作業はやりやすい。(写真6)IN側はEX側より少し詰めて0.10ミリに調整した。
右シリンダ側はIN・EX共0.15ミリだったのでIN側のみ0.10ミリに調整しヘッドカバー、電装カバー、プラグを元に戻す。エンジンをかけてみると、2か月ほど動かしていないのにあっさりスタート。すぐに700回転ほどでアイドリングを始める。なかなか静かでいいじゃん、と自己満足しながらしばらく暖機運転をしエンジンオイル量を確かめる。オイルはヘッドカバーを外すときに少し落ちるので300ccほど補充して作業を終わる。でもツーリングに行く前に試運転をしておかねばなるまい。(藤)

写真1

写真2

写真3

写真4

写真5

写真6







Last updated  2018.03.17 06:18:46
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2017.06.20
カテゴリ:BMW R90/6
梅雨の真っ最中であるが雨が降らない。6月7日にしこたま降って入梅、その後快晴続き。この間に乗りだめ?しておかなくては。
車齢40年超のBMWの走行距離はあと46kmで70,000kmになろうとしていた。所有期間が長い割にオドメーターはなかなかその距離を伸ばしていないのだが、ようやくである。今日こそはその歴史的数字をカメラに収めるべく、早朝5時20分に家を出た。早朝は涼しく、電話に邪魔されずに気持ちよくBMWを走らせることができる。総社から空港、その先吉備高原へ向かう県道72号、岡山賀陽線走行中に歴史的数字が巡ってきた。一歩手前の69,999kmで一旦止まり写真撮影、さらに1km走行しめでたく70,000kmをカメラに収めた。(写真1)休刊になった別冊モーターサイクリストに「我ら10万kmクラブ」なる連載があったが、まだ3万kmも足らない。
その後はいつものように国道429を少し戻り福谷橋から吉備高原広域農道を賀陽に向かう。この道は全長17kmほどで、そんなに距離はないが適度なコーナーと、アップダウンが続く。そこそこのスピードで楽しんでいると横をBMWのGSが猛烈なスピードで追い抜いていった。速すぎて正確な車種がわからなかった。しばらく走っていると道路の真ん中に茶色い物体が・・・通り過ぎざまに・・・ン・・・カメ!・・・亀?。(写真2)とっとっとっと、ブレーキ、Uターン。(写真3)よくGSに轢かれなかったなと亀命救助。幸い甲羅にキズもなく健康そうな亀ちゃん。(写真4・5)でもこんな山の中で何故カメ?近くに池や川もなく水気は少ない。持って帰る訳にもいかず少し山の中に入り湿気ていそうなところに放した。そういえば何年か前にフォーサイトでR429を走行中にも亀に遭遇、近くの川に放したことがあった。
道の真ん中をゆっくり歩くカメは、「ゆっくり走れ」と言っているようで、その後はゆっくり走り賀陽道の駅でひと休み、ルミエール病院の横から日羽を経て清音へ、浅原を通り8時10分頃帰ってきた。
前回のオイル交換から2,000kmくらい走ったので交換を行う。抜いたオイルは真っ黒。(写真6)フジイから教えてもらったオイルはELF ROAD 10W-40(半化学合成)とRACE 10W-60(全化学合成) (写真7)を3:1で混ぜて使用、だ。旧車に全化学合成オイルはよくないと言われており、以前間違って全化学合成油を全量入れたらオイルシールの隙間からオイルが滲んだことがあった。90/6は排気量の割にオイル量は2Lと少ない。今回オイルフィルタは交換しないので2L入れたら入れすぎになる。このエンジン、オイル入れすぎは厳禁。はじめ1.5Lくらい入れて確認、結局1.8Lで落ち着いた。ちなみに抜いたオイルを計ると1.6Lだった。前回はフィルタを交換し2L入れた、と記録していたので1,000kmで200cc消費したことになる。これはもちろん許容範囲内。本日の走行150kmでオドメーターは70,104kmだった。(藤)

写真1

写真2

写真3

写真4

写真5

写真6

写真7






Last updated  2017.06.20 06:22:11
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2016.11.13
カテゴリ:BMW R90/6
2日ほど開いたがようやく試乗できた。朝夕は寒いが日中はそこそこ暖かいので調子を見るため30kmほど走ってみた。上り坂や車の少ないところでアクセルを6,500回転くらいまで開けてみるが、点火が間引かれたような症状は出なくなった。やはりあのコネクターのさびが原因で接触不良をおこしていたのだろう。接点を磨き、コネクターを交換したことによって直ったようだ。コネクターは時々抜き差ししてやることによって接触不良が未然に防げることがある。古い車の宿命だろう。とりあえずメデタシメデタシ。
ポイントをいじっているとき昔の苦い経験を思い出した。神戸にいるとき鈴鹿サーキットのレースを見た帰りのことである。鈴鹿峠を下り栗東から名神高速に入る頃、エンジンの調子がおかしくなり、しまいにはマフラーから火を噴き出した。バルブを突いているのかとシリンダヘッドカバーを開けてタペットクリアランスを大きくしても改善しない。やっとの思いで大津SAに到着。この頃ガソリンスタンドは日曜日休みで高速のGSも休みだった。夜中12時、日が変わり月曜日になりGSが開いて工具を借り、そこでようやく不調の原因が判明する。それは点火時期の大幅な狂いだった。
出発前ポイントを新品にし、調整して出かけたのでそこは大丈夫だ、と思い込みがあったのだ。その後は快調に神戸まで帰ったのだが、その後どうも点火時期がよく狂うようになり、原因が特定できないままベース(車体側に付いている直径数センチのドーナツ状鉄板でこの上にポイントが乗る)を注文。部品は新品ポイントが付いた状態で入荷。取りに行って値段を聞いてびっくり。何と13,000だという。思わず叫んでしまった。ポイントは1個2,600円である。と言うことはドーナツ鉄板1枚が1万円超!さすがに店も悪いと思ったのか計1万円でいいです、となった。当時乗っていたCB550の同じような部品は600円くらいだった。
過去の点火方式、ポイントである。(写真1・2)昭和50年代半ば以降点火方式は電子式に変わった。ギャップや点火時期の調整で手を煩わすことは無くなった。機械が壊れなくなったのはありがたいが、自分で触れるところが無くなったのは一抹の寂しさを覚える。キャブレターが電子式燃料噴射にかわり、プラグも10万km交換不要、などとなると自分でできることはオイル交換くらいか。ウインカー球が切れてもディーラーで交換しないと警告灯が消えない。もうしろーとは触るな、ということなのだろう。面白くない、最近のバイクには乗れないな。(藤)

写真1

写真2






Last updated  2016.11.13 06:30:53
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2016.11.10
カテゴリ:BMW R90/6
調子はかなり戻ったがまだちょっと本調子ではない。そうだ、点火タイミングを見てみようと、以前買っておいたタイミングライトを取り出し、エンジン左側の点火時期点検窓のゴム蓋を取り外し点検してみた。昨年ミッションを直したときフジイが調整したタイミングは正規より僅かに早いタイミングだったが、そこよりかなり早くなっていた。ポイントがすり減り点火時期が狂ったのかもしれない、と再び電装カバーを外した。以前自分でポイントを触ったのはコイル外しよりさらに遠い昔だ。
カムシャフト先端にポイントがあり、更に先端にガバナー(自動進角装置)がついている。このガバナーは三日月状の重りが2個バネで吊されていて回転の遠心力で重りが外に動き、重りに押されて点火カムが動き点火タイミングを早める。(写真1・2)ガバナーを外しポイントにやすりを挟んで慎重に磨く。(写真3)磨き終えたら今度はポイントギャップの調整だ。この調整には特殊工具である名刺を使う。名刺の厚さは0.3ミリくらいで、挟んでもポイントを痛めることがない。ポイントをベースに止めている小さなビスを僅かに緩めてポイントが一番開いたところのギャップを名刺で合わせる。(写真4)
ギャップを合わせたらいよいよ点火時期を動かす。BMWはベースであるドーナツ状の鉄板にポイントが乗っていて、このベースを回すことによって点火時期を変えることができる。ベースを止めている2本のビスを僅かに緩めてマイナスドライバーをテコにしてベースを回転させる。ビスを締めたらガバナーを取り付け、メインスイッチを入れてクランクシャフトを手で回す。外したプラグから火花の飛ぶパチンという音がしたら点火時期点検窓を覗き、フライホイール外周にあるSマーク(点火!)を確かめる。ほぼ合ったところでプラグを取り付けエンジンを回し、タイミングライトで確かめる。(写真5)BMWはエンジンを回しながらの調整ができないのでこれを繰り返し正確に合わせるのである。ちなみに写真5のSマークの上の「-」がの左の「<」(切り欠き)に合ったときが点火!なのだが、僅か早めに合わせた。
エンジンは前方から見て時計方向に回っており穴から覗くとフライホイールは下に向かって動いている。従って「-」印より僅かに早く点火しているのである。最後の仕上げにキャブ調整。先日買いそろえた負圧ゲージのお出ましだ。左右のインテークマニホールドから負圧パイプを引き回し(写真6)ゲージにつないで計測してみた。結果は上々、キャブはほとんどいじることなく同調がとれていた。(写真7)久しぶりに点火時期調整をしたが試乗ができていない。(藤)

写真1

写真2

写真3

写真4

写真5

写真6

写真7






Last updated  2016.11.10 06:33:52
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