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カテゴリ:なんだこりゃ
相変わらず暇を見つけては家の片づけをしております。 今日はそんな片づけの際に見つけた本をご紹介。それはこちら↓ 表紙には単に「ポイント・ブック」とあるのみです。 出版元は現在もビジネス本を出版しているダイヤモンド社さん。「セールス」という雑誌の別冊付録だったようです。 奥付を見ると昭和36年11月に発行されておりますな。 ウチの親父が新社会人として手にしたビジネス本なのかな。あるいは入社した会社から「これ参考になるから読んどけ」って言われたのかも。 バブルの遥か前、派遣社員など皆無だった時代、終身雇用制度が維持されていた時代です。 どれどれ? 古き良き時代のセールストーク、見てみようじゃありませんの! 「お宅の商品、全然売れてないんだけど」 「それはねえ、陳列の場所が足りないか販売の後押しが足りないからですよ」┐(´ー`)┌ え、えええええ! こんなこと言っちゃっていいの!? 例えばスーパーのマーチャンダイザーや店舗責任者に対して 「売れなかったのは当社商品の場所を貴店が十分に取らなかったからです」って商品陳列(「棚割り」のことね)に文句つけちゃえ、ってことだよね。 あるいはセブンイレブンのバイヤーから「お宅の商品、日販××個なんで定番カットね」って言われたときに「販売の後押しが足りなかったのではないですか」と返しなさいと言うことだよね。 本当に言ったら面白いけど、、、一体どうなっちゃうんだろ(ドキドキ) 続いてこんなセールストーク事例も。 せ、戦時中ってあんた。ひょっとしたら想定は「小麦粉や砂糖を廻してくれなかった」みたいな原料配給絡みの話なんですかね~。 しょーがないじゃんか! 戦争中だったのなら! しかも返す奴も返す奴ですわ。 「それは会社が悪かったのではありません。その時のセールスマンが悪かったのです」 だからそれは会社が悪かったってことだろ(笑) つうか理由は戦争中だったから、でしょうが! さらに何だよ「私の兄弟がたとえ殺人を犯したとしても」って! 全くセールストークの切り返しになってないじゃん。 最初っから最後まで延々とこの調子でのやり取りが続きます。こんなん「単なる言い返し」じゃないですか。反抗期の子供だってやりませんよ。 あの世の親父に「この本に書いてあるトーク使ってみた? お客さん怒らなかった?」って聞けるものなら聞いてみたい、そんな昭和30年代のビジネス本なのでありました。 今の我々が昭和30年代にタイムスリップしたら、、、一日たりとも耐えられないかも知れませんね。
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