【2009/01/31リーガエスパニョーラ情報】
●スペイン国王杯準々決勝のセカンドレグが29日に行われ、バルセロナとセビージャがベスト4に名乗りを上げた。ファーストレグでエスパニョールと0-0で引き分けたバルセロナは、カンプノウの試合ということで余裕もあったのか、好調のFWアンリとエトーをベンチに置いてスタート。35分にはシウヴィーニョのシュートのこぼれ球をボージャンが押し込んで先制する。さらに後半開始2分にチャビのスルーパスからボージャンが2点目、その10分後にはアウヴェスのクロスをピケが押し込んで3-0と、試合をほぼ決定づけた。ところが、その直後に、エスパニョールはトレホンのゴールで1点を返すと、69分にはカジェホンのゴールで1点差まで迫った。さすがのバルサも浮き足だったが、なんとか抑えきり、ロスタイムにはエスパニョールに退場者が出たこともあって、バルセロナは3-2の勝利で準決勝にコマを進めた。もう1試合のセビージャ対バレンシア戦はさらにドラマティックだった。ファーストレグを3-2で制していたバレンシアは、アウェイのこの試合でも8分にホアキンのCKをマルチェナが頭で押し込み先制。2試合合計のリードをさらに広げる。 35分にセビージャがカヌーテのゴールで1-1に追いつくが、これでもまだバレンシアが優位のまま試合は最終盤に。しかし、あとわずかで試合終了というところで、セビージャはスキラーシがヘディングで逆転ゴールを決めて、2-1で勝利。これで2試合合計4-4となり、アウェイゴールで勝るセビージャが勝ち抜けを決めた。●冬の移籍マーケットで右サイドアタッカーの獲得を狙うR・マドリー。ウィーガンに所属するエクアドル人バレンシアを狙っていたが、チーム間の交渉で折り合いがつかず結局バレンシア獲得は断念することとになったようだ。そこで名前が挙がったのが以前にも興味を示しているという噂が流れたトルコリーグ、トラブゾンスポル所属のイブラヒム・ヤッタラ(28)が再び急浮上。スペイン最大のスポーツ紙マルカは、29日の新聞でR・マドリーがヤッタラ獲得に本格的に動きだしたとして大きく報じた。スペイン代表アラゴネス前監督がロナウジーニョのプレースタイルに似ていると評したヤッタラ。もしそれが本当ならロッベンに次ぐ強力なサイドアタッカーがR・マドリーに加わることになりそうだ。●R・マドリーが選んだのはバレンシアでもヤッタラでもなかった。獲得したのはウエスト・ハムのフランス人右ウインガー、ジュリアン・フォベール(25)だ。今シーズン終了までのレンタル移籍でR・マドリーからウエスト・ハムに150万ユーロ(約1億8750万円)が支払われる。来シーズンの買い取りオプションも付けられ、その額は600万ユーロ(約7億5000万円)だそうだ。フォベールはフランスのカンヌでプロ生活をスタート。2002年~2004年までプレーした後ボルドーへ移籍。ここでは3年間プレーしプレミアリーグのウエスト・ハムへ移籍し1シーズン半プレーしている。しかし、2007年にはアキレス腱の怪我で6ヶ月間戦線離脱するという時期もあった。●イタリアのメディアはすでに、パヌッチの移籍先候補として複数のクラブを挙げている。『コリエレ・デッロ・スポルト』紙によると、現在35歳のベテランDFは、スペインリーグへの移籍を希望しており、アトレティコ・マドリーとビジャレアルが同選手にアプローチし始めているという。●セビージャのFWルイス・ファビアーノは、29日に行われたスペイン国王杯の準々決勝、対バレンシア戦の第2戦(2-1でセビージャが勝利)で負傷した。ルイス・ファビアーノは92分に交代するまで痛みをこらえながらプレーを続けたが、試合後にクラブのメディカルスタッフが発表したところでは、同選手はひざをねんざしており、全治には少なくとも3週間はかかるとのことだ。●ラジオ・マルカは30日、「サラゴサのオリベイラが、ベティスと今季残りおよび来シーズン以降の合わせて4シーズンの契約を結んだ」と報道。オリベイラ本人もマイクの前で移籍の合意を認めていた。ところがこの数時間後、ベティスはクラブの公式サイトで、「サラゴサの要求額が高すぎるために、まだ交渉は合意に至っていない」と、移籍成立を否定する声明を発表した。●バルセロナの主将カルレス・プジョルが、左足の筋肉損傷により、約10日間の戦線離脱となることが判明した。プジョルは、29日に行われたスペイン国王杯・準々決勝(第2戦)のエスパニョル戦で左足に違和感を訴え、60分に途中交代していた。