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カテゴリ:本関係
がんと一緒にゆっくりと これは、先日亡くなった絵門ゆう子さんの本。 彼女の病気は私と同じ乳がん。 ブログでも、ご同病の方々は、かなりこの人のことを知っているみたいで、 「知らない私ってば、もしかして無知過ぎ?」って思ってしまいました。 なので、早速読みました。 絵門さんは、お母さんもがんで亡くしていて、その時の看病で、西洋医療に対する不信感がとても強かったということがあり、自分が乳がんになったとき、最初に受診した医者(西洋医学の人)のあまりにも配慮のない言葉にショックを受け、民間医療を色々と渡り歩くことになったようです。 日頃、私たちが目にするのは、成功例ばかりの民間療法。 だけど、絵門さんは、民間療法の実態と問題点を、自らの体験を書くことで私たちに教えてくれる。 草の粉先生、気功先生、マイクロ波先生。民間療法トリオに、揃いも揃って 「もう大丈夫」って言われたら、だれだってやったーって思うだろう。 だけど、その喜びの直後に、骨転移が発見されてしまう・・・。 体調が悪くなって、自分の施術が効いていないと知るや、手のひらを返したようにいい訳めく先生方。 彼女の場合は、そんな中で、信頼できる聖路加国際病院の先生と出会い、西洋医療への拒絶反応を少しずつ解除していくことができたようです。 絵門さんも書いているが、「がんは100人いたら100通り」なのであり、誰にでも効く100%の治療方法は現在見つかっていないのだから、自分でちゃんと考えたり調べたりして、意志を持って治療方法を選択して行かなければいけないのだろう。 今のところ、がんに「100%」効く治療はない。 はっきりしていることはそれだけなんだよね。 だからといっていたずらに暗くなっても仕方ない。 毎日を淡々と積み重ねていき、気がついたらこんな年齢に・・・というのが理想だなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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