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カテゴリ:江(大河ドラマ2011年)
第29回の視聴率は、前回の18.9%より下がって、17.4%でした。 今回、久々に良かったと思ったのに、残念です。 江の嫁入り、完ちゃん、結局、置いて行かれることになってしまいました。 「母上」と叫びながら、江を探し回るところは、思わず、涙ぐんでしまいました。 先週、もっと完と江との母娘の愛を描いていれば、一層感動できたかもしれません。 先々週、生まれたばかりの完をなかなか抱けなくて、 先週、完を放って秀次のことばかりだったので、 本当に完が大切なのか、とってつけたような感じもして、それが少し残念でした。 ただ、秀忠との結婚に、なぜ完を連れて行かなかったのか疑問だったので、その理由が分かって良かったです。
秀吉は、江に徳川家康の嫡男・秀忠に嫁入りするよう、命じました。 江は断りましたが、初が説得に来ました。 そして、三成中心にどんどん婚礼の準備が進みました。 一方、秀忠は家康に婚礼を命じられて、いつものように、嫌みを言いましたが、承諾しました。 秀忠「分かりました。お受け致します。 誰と一緒になろうと、私の人生は父上の御意のままですから」
江の元に、家康が直接、嫁に来て欲しいと頼みに来ました。 自分と秀忠が不仲なことまで話し、江に頼みました。 家康「あなたは、腹の中を隠さず、臆せず、はっきり仰る。 ところが、秀忠は腹の中を見せませぬ。 何を考えているのか、さっぱり分からず、手応えは得られませぬ。 秀忠の本心をあなたに引き出してもらいたいのです」 江「無理です。とても私になど・・・ なぜ、そこまでこの私を?」 家康「はあ・・・なぜでしょうな。 私にも、分からぬが、あなたは宝を持っているような気がする。 その宝を我が徳川家に下さらぬか? この通りにござる」と、江に頭を下げました。
江は、それで、嫁ぐことを決意しました。 家康が、完を連れて行ってもいいと言ったし、 「あなたは宝を持っているような気がする」と、叔父上と同じことを言ったので、叔父上に嫁に行くよう言われているような気がしたそうです。 娘・完と共に、徳川家に行く準備をしました。 ところが・・・
石田三成が淀に、完を預かることを助言。 完は秀勝の血を継いだ豊臣の子。 もし、拾いに何かあれば、完は豊臣家の血筋として重要。 拾いに何かあったらと言ったので、怒った淀ではありましたが・・・ 「豊臣の母」として・・・と三成に言われたことが淀を動かしました。 秀吉が江に言いました。 秀吉「お完のことじゃが・・・置いていけ」 江「?!」 秀吉「何と言うても、秀忠は若い。 それに初婚ぞ。 いきなり子がおるというのは・・・」
驚いた江は、この婚儀を辞めると言いました。 でも、淀が江を説得しました。 淀「江、この話を持ち出したのは、私じゃ。 完は、そなたの子であると共に、亡くなりし秀勝様のお子。 つまりは豊臣の子じゃ。 徳川へ連れて行く訳にはいくまい」 江「完を置いていけとは、姉上の本心からのお言葉ですか?」 淀「そうじゃ」 江「子を持つ女子の思いを知った上でのことだと?」 淀「ああ」 江「姉上は、豊臣の人になってしまわれたのですね」 江は、再び断りました。
その夜、三成が江の元に来ました。 そして、完を置いていけと言ったのは自分だと言いました。 江「全ては豊臣のためと言いたいのでしょう」 そう三成に言ったものの、光成があまりに淀を庇うので・・・ 江「似合わぬことをするものじゃな。 そなた、もしや・・・」 そこへ淀が来て、三成は「下がれ」と言われてしまいました。 三成は、淀が好きなのでしょう♪
淀は、江と2人きりで、本音の話をしました。 江「完を連れて行かせて下さい」 淀「それだけは駄目じゃ」 江「なぜですか?」 淀「完のためじゃ」 江「完のため?」 淀「この乱世、世の中がどう動いていくか分からぬ。 もし、この先、豊臣と徳川、互いに争うことがあったら」 江「まさか、そのような・・・」 淀「我ら姉妹、そうした世の中の有り様を見てきたではないか。 万が一、そのようなことになった時、完はどうなる? 豊臣の父を持つ完は、徳川では敵とみなされても仕方がないのだぞ。 かつての我らもそうであった。 母上が叔父上を裏切ったことで、息の詰まるような毎日を強いられたものじゃ。 それ以上の苦しみを、完は背負うことになるやもしれぬ。 今はただ、別れが辛かろう。 されど、長い先のことを思えば、これが完のためになるのだぞ」
江が婚礼のために旅立つ日になりました。 一人置いていかれて、「母上」と叫びながら母を探し回る完。 旅立つ江と、探し回る完に被せて、江と淀の会話の続きの回想。 江「姉上は完を姉上の子として、育てて下さりまするか?」 淀「ああ・・・無論じゃ」 江「命を懸けて、守って下さいますか?」 淀「守る・・・守るとも。 心を定めてくれたのか。 完は江の子じゃ。 いつでも会いにくればよい。 会いたい時にな」 江「いいえ、私はもう完とは会いません。 もう2度と会わぬと、それぐらいの覚悟をせねば、完と別れることなどできません」 淀「江・・・」 江、淀の胸で泣く。
母を探し回る完。 淀の部屋に辿り着きました。 完「伯母上、母上はどちらですか?」 淀「母上は・・・そなたの母は、今日からこの私じゃ」 完「伯母上は母上ではありません。 母上、母上~」 淀、完を抱きしめる。 完、淀の胸で泣く。
完を巡る思いが切なかったです。 確かに、徳川と豊臣は最大のライバルだから、完、豊臣家に残って良かったのでしょう。 秀勝は病死し、秀次は殺してしまい、豊臣家は血筋が少ないですし、そういう意味でも完を確保するのは大切だったでしょう。 結果的に、いずれ、両家は敵対。 拾い(秀頼)亡き後も、完が豊臣の血筋を残したようです。 この時は淋しかったでしょうけれど、その後、完(完子)は、13歳で、公家の九条忠栄にお嫁入りして、幸せになったみたいです♪
文禄4年(1595)9月17日、江(23歳)は、徳川秀忠(17歳)と結婚しました。 江にとっては3度目、秀忠は初めての結婚とのこと。 でも、第23回で、秀忠が11歳だった時、秀吉の養女で織田信雄の娘(小姫)、5歳と縁組が決まったと言いました。 だから、秀忠は2度目ではないでしょうか? Wikiにも、江は継室(後妻)と載っています。
秀忠「しかし、まさか、あなたを妻にしようとはなあ」 勿論、江も同様の気持ちです(^^;) 新婚初夜に、秀忠は江に言いました。 秀忠「これは勝負です。 夫婦になることを先に望んだ方が負けですからね」 なんだか変人同士、「割れ鍋に閉じ蓋」って感じで、お似合いな気もします(笑)
来週は、火事になって、秀忠が助けに来てくれそうですね♪ これで2人、仲良くなるでしょうか? カッコいい秀忠が見られることを期待しています♪(^^)
【視聴率推移とレビューリンク】 (関東地区) [第1回]21.7% [第2回]22.1% [第3回]22.6% [第4回]21.5% [第5回]22.0% [第6回]19.6% [第7回]18.5% [第8回]20.9% [第9回]20.0% [第10回]16.9% [第11回]15.7% [第12回]17.1% [第13回]16.6% [第14回]19.2% [第15回]18.0% [第16回]15.9% [第17回]20.7% [第18回]18.1% [第19回]17.3% [第20回]19.0% [第21回]17.6% [第22回]18.3% [第23回]18.0% [第24回]18.1% [第25回]16.3% [第26回]16.2% [第27回]15.3% [第28回]18.9% [第29回]17.4% 第20回以前のレビューは、第21回から飛んで下さい。全回レビューあります。
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