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カテゴリ:朝ドラ
やはり、花山さん、亡くなってしまいました。
常子が行った日の2日後に妻の三枝子さんから「先程、花山が息を引き取りました」と電話があり、早速、常子と美子が花山家を訪れました。 そして、この時、花山さんの最後の原稿を奥さんから預かったとの事。 「座り込み」という題でしたが、その原稿の後に、三姉妹への遺書のような原稿があるのに、たまきが気付き、常子へ渡し、常子が朗読しました。 <三姉妹への花山の遺書> 「美子さん、初めて出会った頃、きつく責める私の言葉に、必死に涙を堪えていた君の顔は今でも覚えている。それから、私が一時期、会社を辞めた時、説得しに来た時の顔もね。 君の情熱がなければ「あなたの暮し」はあの時、終わっていたかもしれない。 鞠子さん、今でも君が仕事を続けていたら、どうなっていただろうと考える。だが、君は結婚で大きな幸せと、たまきさんという素晴らしい娘さんを得る事ができた。 たまきさんは、きっと会社を支えるいい編集者になるだろう。 常子さん、君に感謝を伝えるには原稿用紙が何枚必要だろうね。 沢山の事を君に教えた。それと共に、沢山の事を君に教えられた。 君がいなければ、今の私はいなかった。ありがとう」 そして、皆の絵が一緒にありました。 それにしても、前回の最後に渡された表紙画が表紙の新しい「あなたの暮し」が発売されたのに、遺書のような「あとがき」が掲載されたかどうか、出て来ませんでした(^^;) これはこの号には間に合わず、次の号に回したのかな?? 悲しみの余韻に浸る暇もなく、ラスト5分位は、花山の死から2ヶ月飛んで、常子がテレビ出演するのを皆で見守るドタバタでした(^^;) 「あなたの暮し」は長年の功績が認められ、雑誌の最高栄誉と言われる日本出版文化賞を受賞しました。 それで、「時代のスケッチ」というインタビュー番組に出る事になったよう♪ 常子はドキドキして、自分の肩を軽く何度も叩き「花山さん、どうしたもんじゃろのお?」と♪ 前回、花山さんに会った時に、困った時は、そうするよう言われた通りにしました♪(^^) 花山さんの事を考えて、自分の肩をさすっているうちに、段々、落ち着いてきたようです(^^) 番組が始まりました。 「皆様、こんにちは。『時代のスケッチ』の時間です。 司会の沢 静子でございます。 さて、今日は、皆様、よくご存知の雑誌『あなたの暮し』を通して、戦後の日本の人々の暮しを豊かにした事が評価されまして、日本出版文化賞を受賞なさいました、あなたの暮し出版社社長でいらっしゃる小橋常子さんにおいでいただいております。いろいろ話を伺っていきたいと存じます。どうずよろしくお願い致します」 常子、緊張して「あ…はい。よろしくお願い致します」と表情が硬い。 会社で皆でテレビを見ていた社員が、堅い堅いと嘆いたり、自宅で一人でテレビを見ていた鞠子がとととかかの写真に心配そうに語りかけたりとか… 花山の死で、暗く終わらないで、最後、気分を明るくして終わろうと、バランスを考えたのかもしれませんが、会社のにぎわいに対して、鞠子が一人で切なくて、結局、切ないままの気分でした(^^;) 賞を与える方も、どうせなら花山さんが生きているうちに、賞をくれれば良かったのに(^^;) 実際は、1956年(昭和31年)、「婦人家庭雑誌に新しき形式を生み出した努力」について、第4回菊池寛賞を、花森安治氏と「暮しの手帖」編集部が受賞。 花森氏は、1972年(昭和47年)に著書『一銭五厘の旗』(ドラマでは「庶民の旗」)で第23回読売文学賞、随筆・紀行賞を受賞。同年『暮しの手帖』の活動によりラモン・マグサイサイ賞を受賞。 いろいろな賞を受賞しています(^^) 実際の受賞は、花森氏の生きているうちで良かったです(^^) でも、ドラマは、彼の死後に受賞したようになり、常子は肩を叩いて、花山さんとの約束を守り、ドラマチックにしたよう(^^;) 「戦争中の暮しの記録」の特集も、花森氏の死の直前ではなかったのに、ドラマを盛り上げるために、1974年(昭和49年)12月と1975年(昭和50年)1月にされたよう(^^;) 1968年(昭和43年)、「『暮しの手帖』96号・特集―戦争中の暮しの記録」発刊。 1978年(昭和53年)、花森安治氏、心筋梗塞により逝去。 10年間、空いていますが、「戦争中の暮しの記録」は6年、後にされて、花山さんが最初の心筋梗塞の発作が来た後にされ、死は前倒しされ、命を掛けた集大成の仕事みたいに、今週前半、描かれました(汗) それはともかく、花森さん、実際、死の2日前まで第一線で編集に当たったとの事。 病名が心筋梗塞だったので、急死だったのかもしれませんね?(^^;) 『暮しの手帖』の表紙画は、創刊号から死の直前に発行された第2世紀52号まで、全て花森の手によるもの。 このドラマでは、死の2日前に常子が表紙画を受け取ったので、その表紙画の雑誌は、死後、出たようでしたが(^^;) 第2世紀53号の表紙画には、花森氏が描いた予備のものが使われ、花森追悼号となったそうです。 このドラマでは、2ヶ月後に受賞したとの事で、隔月刊なので、もう次の号が出る頃だと思いますが、追悼号となるでしょうか? その「あとがき」に前回の遺書のようなあとがきが載るのかな??(最終回では、何も触れられず、時間が飛んでしまいました)(^^;) ところで、「『第2世紀』って何だろう?私、見落とした?」と、「戦争中の暮しの記録」が出てきた時に思ったのですが、これは「100号ごとに初心に立ち返る」という花森氏の発案で、第1号に戻して世紀が増えるのだそうです(^^;) 第2世紀1号は、通算100号って事でしょう。 ドラマでは、「戦争中の暮しの記録」は96号ではなくて、6年も後にしたので、第2世紀32号でした(^^;) 視聴率は前回のレビューに載せています。 次回は最終回。 ととが久々に常子の夢の中として登場するようです♪ そして、今朝、見た「あさイチ」(高畑充希さんが出演した)だと、花山さんも登場しそうな雰囲気でした(実際、花山さんは写真しか登場しませんでした)(^^;) 時々しか見なかった人も、最終回、ぜひお見逃しなく♪(^^) - 「森田屋」大おかみの過去が明らかに…「とと姉」スピンオフドラマ(16.9.21) 公式HP・スピンオフドラマ「とと姉ちゃん」もう一つの物語「福助人形の秘密」 - 『戦争中の暮しの記録』制作秘話 - 「とと姉ちゃん」日別視聴率一覧(ドラマ楽園) 関西の先週の視聴率BEST20 関東の先週の視聴率BEST10(ビデオリサーチ) - 「とと姉ちゃん」公式HP・トップ - <とと姉ちゃん>自己最高の視聴率25.9% 常子が星野と15年ぶり再会(16.8.18) 「とと姉ちゃん」新たな出演者発表(16.7.15) 「『とと姉ちゃん』と、あの雑誌」感想(16.7.18) - 「とと姉ちゃん」自己最高25・3%!マッサン&カーネーション超えた(16.7.21) - 有村架純さん、来春朝ドラ『ひよっこ』ヒロインに決定♪(16.6.29) - 【日別あらすじ】 (Yahooテレビのあらすじ)(来週のネタバレまとめ) 【過去レビュー】 第1回(4/4月)感想&『スタパ』高畑充希さん出演(22.6%)
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