カテゴリ:息子のはなし
前のエントリーの続きです。
目的がなくなって、勉強がおもしろくなくなっても、 あいかわらず続く、厳しい勉強・・・。 ムスコは、「そのときに楽しいと感じたことに夢中になる」というタイプで、 目標を決めてそれに向かって進むタイプではありません(ムスメはこっち(笑))。 小学校低学年の頃は、公文でさえ、目の前ににんじんをざらざらとぶら下げてやったのに 全然食いつこうとしませんでした。 (確か、オーストラリア旅行なんてのもあったはず・・・それに比べてたまごっちで がんばるムスメのなんと安上がりなことか・・・) 受験勉強のときは、志望校合格という目的の他に、 塾のみんなも同じ目的に向かって進んでいたから、という環境もありました。 でも、今や、自分の方向を自分で決めて、自分の足で進んでいかなければなりません。 みんなといっしょ、というわけにはいかない。 そうなったら、何をしたらいいのかわからなくなっちゃったようです。 それはツライね・・・ 私もそう思いました。 加えて、今学校で習っている数学は、計算や図形の基礎中の基礎。 数学のセンスがなくても、訓練だけで成績が伸ばせる分野です。 でもムスコは、そういうの、苦手なんです。 ついて行けなくなった、というより、ついていく気がなくなった、と いう方が正しいのかもしれません。 楽しくないんだな。 でも、スポーツがランニングから始まるように、 野球やテニスが素振りやボール拾いから始まるように、 基礎がなければ、その先にある楽しい世界にはたどり着けない。 今の数学がつまんないからといって、おろそかにしていれば、 その先に広がる数学の世界が理解できるはずがない。 そこで、こう提案してみました。 将来の夢はすぐには見つからないかもしれない。 だから時間をかけてゆっくり探せばいい。 でも、短期的な目標なら見つけられるでしょ。 今キミが習っている数学は、まだ才能が必要なほど高度な内容じゃない。 ある程度時間をかけて勉強すれば、確実にわかるようになる。 わかるようになったら、おもしろくなる。 だから、数学一教科だけでいいから、 時間をかけてみない??成績に反映されるまで努力してみない? それを目標にしてみようよ。 国語も英語もあとからいくらでも挽回がきくから。 と。 で、とりあえず宿題に関しては、 明日あさってと2日間で宿題が終わるように分配して、 その日の分の宿題が終わるメドが立ったら、好きなことしていいから。 そういうことにしました。 で、日曜日は映画「トリック劇場版2」を見に、 月曜日は「電車でお散歩に行ってよし」ということにしました。 小さな目標をぽつぽつと。 そんな3連休最終日の昨日の夜、ムスコがこんなことを言いました。 「お母さんのおかげで、宿題が終わったよ~。言ってくれなかったら今頃 どうなってたことか(笑)」 でしょ~。お母さんには予知能力があるのよ(ウソ) お説教をした甲斐があったようです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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