Que sera, sera

学校から帰って来るなり

「くびがいたい・・・」

と、のどのあたりをおさえるムスメ。

のどが痛いの？カゼ？

と聞いてみると、

「ちがう、お友だちにくびをしめられたの」

・・・

どっひゃ～～～～！！！！

なにそれ？？


実は先週にも１回、そんなことをぽつっと言っていたことを思い出す。
男の子に首を絞められたと。
遊びの延長でやりすぎてるんだな、と思って、ムスメには
「イヤならイヤってはっきり言わなきゃだめだよ」
と言っておいたのですが・・・

以前日記にも書いたのですが、
ムスメはどういうわけか男の子に闘いを挑まれやすい。
でもって、ムスメもニコニコしながら受けて立ってしまいます。

まぁ、ムスメは遊びの延長線としか思っていないようで、
闘いを挑まれるのがむしろ楽しい様子。
本人が気にしていないのなら、ほうっておこうと思ってました。

でも、首を絞められる、しかも、一度ならず二度までも。
そして、のどに痛みが残るほど・・・。

これはあぶなくて放っておけない気がしました。

ムスメにくわしい話を聞こうと、あれこれ聞いてみることに。


さるえちゃん、そういうことされたらイヤなんだよね

「うん」

だったら、いやなときは「イヤだ」ってはっきり言わなくちゃ。
さるえちゃんが嫌がっているって、お友だちはわかっていないと思うよ。
イヤだって言える？


「ううん」


・・・じゃぁ、おかあさんから先生にお手紙書こうか？

「・・・ううん」



う～ん・・・ワケがわからなくなってきた。
イヤなことをされているのに、自分でイヤといえないだけでなく、
私から先生にお話しするのもイヤってこと？

なんでだろう？なんでだろう・・・？

まさかと思いつつ、ふとある思いがよぎりました。
ひょっとして、ムスメ、そのお友だちをかばってる？？
イヤだっていったり、先生に言いつけるようなことをしたりしたら、
お友だちに嫌われる、って心配してる？

で、ムスメに聞いてみました。

さるえちゃん、その子とずっとおともだちでいたいんだ・・・。

「うん」

でも、さるえちゃんがイヤだと思っていることを平気でする子が
本当のお友達かなぁ？

「・・・」

本当のお友達なら、相手がイヤだって思ってるってわかったら
やめるんじゃないかな？

「・・・」

さるえちゃんが「イヤだ」って思ってるってこと、
ちゃんとその子に教えてあげないと、本当のお友達じゃなくなっちゃうよ。

「・・・」

さるえちゃん、そのお友だちにどうしてほしい？

「いっしょに ふつうにあそびたい。いたいことは してほしくない」

じゃぁ、そういうふうに先生にお手紙を書いていいかな？

（クビを縦にこくん）



ムスコは、相手に悪気がなくても肩が当たった腕が当たったと
大騒ぎ大泣きして相手を非難するような子だっただけに、

１年生の子どもが相手をかばうような気づかいをするとは思いもよらず・・・。


とりあえず、先生には、

ふざけ合っている間に行きすぎた行動をするお友だちがいる、
ということ、

ムスメには自分で「イヤだ」といえるように、と言い聞かせたけれど、
ムスメはそう言える自信がないらしい、ということ、

あぶない行動さえしなくなれば、ムスメはそのお友だちといっしょに
遊びたいとおもっているということ、

何が理由であっても「首を絞める」という行為はよくないので、
ムスメとそのお友だちから事情を聞いてほしい、
ということを、

お手紙で伝えました。

さて、どう進展するやら・・・。


それにしても、ムスメは、負けず嫌いで行動的ではきはきしてて・・・
でも意外にまわりに気をつかいすぎて自己主張ができない子なんだな
ということを、あらためて思い知らされました。

自己主張しすぎるムスコもかなり問題でしたが・・・

人それぞれに、弱点があるものです。