テーマ:子供の習い事(2487)
カテゴリ:娘のはなし
ひさびさに、ちょっと明るめの話題です。
日記でときどき話題に出していたムスメのピアノコンクールが終わりました。 小1~3年生まで限定の、課題曲の範囲も決まっている、 まぁ、系列教室の生徒さんのやる気を維持するのが主目的のような コンクールでした。 それでも、市内の教室の一部の生徒さんしか出場できないコンクールとのことで、 せめてムスメが恥をかかない程度に、と、少し練習に熱を入れてきました。 ただ、ムスメが「コンクールに出ませんか?」と声をかけられたのが、 ピアノを習い始めてから1年ちょっと。 出場時には2年ちょっとくらいのキャリアだし、 しかも、出場資格の中では最低学年。 今回は、ムスメよりもずっとがんばって練習に取り組んでいる同年代の子供たちがいる、 ということをムスメにわかってもらえるだけで御の字、 と思って、出場を決めて練習に取り組んできました。 10ヶ月の長期にわたり、一曲を仕上げるという作業を続け、 特に年末から今月いっぱい、先生にもレッスンの時間をのばしていただき、 家でも毎日1時間近く練習を続けました。 なにしろ、楽譜は単純なのに、表現がとても難しくて・・・。 練習の段階では、ま、恥をかかない程度?のそこそこの仕上がり。 何も期待しないで出場するコンクールほど気楽なものはなく、 ムスメにもはっきりと 「さるえちゃんは一番小さい学年なんだし、2年ちょっとしか習ってないんだから、 賞を狙うよりは楽しんで弾ければいいよ」 と宣言していました。 とはいえ、ひょっとしたら?との期待も拭いきれなかったのですが(<単なる親バカ) 当日、会場に到着して、プログラムをもらい、 それを開いてそこに並ぶ曲目を見て、 ああ・・・やっぱりダメかぁ・・・ どう見ても、ムスメの曲の難易度は下の方でした。 さらに焦ったのが、コンクールが始まって出場者の演奏が始まるや、 ムスメの顔がみるみる引きつっていったのです。 ムスメのピアノ教室では、ムスメは進度が速い方で、 自分よりも上手な同年代のお子さんがおらず、 ムスメ、かなり天狗になっていて・・・。 コンクールもかなり甘く見ていたようでした。 それが、出てくる子、出てくる子、 小さいのに、ムスメが見たこともないほど上手なお子さんばかり・・・。 私には想像がついていましたが、ムスメは度肝を抜かれたようで、 どんどん緊張していってしまいました。 そして、本人の出番となり・・・ 舞台に出てきたムスメったら! クビがうなだれるように右に傾き、肩も落ちた状態でとぼとぼと出場。 お辞儀も右斜め45度にクビを傾けたままそこそこに、 さささっっっと、ピアノのイスに座ったのでした。 もはや笑う以外にない様子に、私、笑いをこらえるのに必死でした・・・。 ああ~・・・もうダメだぁ~・・・。 あきらめとともに、「せめてミスしないで弾ききって!」とハラハラしつつ、 ムスメの演奏を聴いていたら・・・ あれ?あれれ??? 今までにない、ステキな出来映え??? テンポも速すぎず遅すぎず、強弱もほどよくついていて、 曲の表現がいつも以上にうまくいっている。 なによりも、いつも先生や私に「手首が下がる」と注意されていたのに、 ちゃんと上がっていて、指が滑らかに動いている・・・。 ミスもなく、無事に弾ききったムスメは、 再び、右肩下がりに、泣きそうな表情でとぼとぼと退場したのでした・・・(苦笑)。 あれだけステキな演奏ができたのだから、賞なんて取れなくてもそれで大満足。 それに、ムスメが「自分の上がいる」と気づいてくれたことが嬉しく、 コンクールの間だけで十分に刺激を受けて、 自分の演奏の時にそれを採り入れることができたというだけで、 私にとっては目的達成となりました。 なので、もう、賞なんてどうでもよかったのですが、 入賞者のアナウンスの時に 銅賞の中にムスメの名前が入っていて、 母娘そろって、びっくり仰天でした。 出場者の4割が入賞するとのことで、それなりにたくさんの入賞者が 出たのですが、 その中に、キャリアも浅く最低学年のムスメを入れて頂いたというのは、 「これからもがんばってくださいね」という奨励賞なのだろうと 受け取りました。 さすがに、金賞をとるようなお子さんは、別格でした。 銀賞や銅賞は努力次第でとれそうですが、 金賞はそれだけではないという風格がありました。 まだ、低学年のお子さんなのに~・・・。 片田舎の地方予選でこんなんなら、全国大会ってどんなんだろう? 首都圏や都会のもっとレベルの高いコンクールってどんなお子さんが出ているんだろう? 考えたらくらくら~~~っとしてしまいました。 なので、考えないことに(爆)。 なのに、ムスメったら 「やっぱり銀とか金のほうがよかったなぁ~・・・」(<バシッ) 父のことがあって、万が一の時には出場辞退を避けられないと覚悟していた コンクールだっただけに、 ムスメが予想以上にがんばったこと、よい刺激を受けることができたこと、 そして、オマケで賞がもらえたこと、 本当に出場できてよかったです。 病院でがんばってくれている父に感謝です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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