Que sera, sera

以前、養老猛先生の「バカの壁」っていう本がベストセラーに
なりました。

当時、私も読んだのですが、
で、んーーー、わかったようなわかんないような・・・？
な感想を持った記憶だけしかないことも確かなのですが。

でも、「バカの壁」とは、
つまるところ、

同じ景色を見ていない人に自分が見ている景色を理解してもらうのは
とても難しい、
たいてい、人は理解することを放棄して、自分の見ている景色を
理解しない人のことを「バカ」と呼び、
自分の周りにバカの壁を張り巡らせる・・・

ってこと？と理解したわけですが。



この定義が正しいと仮定すると、

私が今、陥っているのはそういう状態だ！と

つくづく思うわけです。


小学校との通学路の危険箇所を巡る攻防は、
結局、校長先生と１時間も話し合いをしたにもかかわらず、
校長先生にはこちらの心配の趣旨を理解していただけておらず、
しかも問題がすりかえられた！ということがわかりました。


通学路に問題があるのなら、
各家庭の判断で通学路を変更していいですよ、
というプリントが配布されたのです。


そーじゃなくて・・・そーじゃなくて。

自分の子供は自分で守れるんです、自分で送迎すればいいのだから。

それ以外の、その危険箇所を一人で通っている子供たち
に何か起きるんじゃないか？
そこまでは一保護者の出迎えでは解決できないから
学校全体でも取り組んでください、
というのが主旨だったのに。

学校からのプリントを読む限り、

通学路に不満があるなら変更してね、
変更しないなら現在の通学路に文句を言わないでね、

といっているようなものでした。


学校に何にも伝わらない・・・

学校は「子供は放っておけばたくましく育つ」とでも思っているのです。
だから、私たち、通学路を心配する親たちは
「過保護、過干渉」な親とみなされているのです。



・・・そうですかね？？

心配しすぎですか？

子供たちが、地下道の通学路を一人で通るのを心配するの、
心配しすぎでしょうか・・・？

昼間、大人でさえ不気味で通らないようなところを、
子供が一人で通っているのに・・・・・。



学校側が、「うちの校区は安心安全、心配無用！」という
「バカの壁」を取り払ってくれない限り、
通学路の現状をきちんと認識してくれない限り、
犠牲者が一人出ない限り・・・

私たち親と同じ目線で防犯を考えてくれることは
ありえなさそうです。