カテゴリ:趣味のピアノ♪
私の実家の隣に住んでいる親戚が音大生だった関係で、
私はモノゴコロつく前からピアノを習っておりました。 究極の早期教育だったのにねぇ・・・才能がない人間は、 どうやっても才能がない、という、典型で。 確か、黄色いバイエルが終わったのが小3か小4くらいだったと 思います。 バイエルの長きにわたる苦痛は、それはそれは脳の芯の方に記憶されて いるんじゃないかと思うくらいしっかり刻まれています。 バイエルと聞いただけで気持ちがどんよりするくらい。 その苦痛にもやがて終わりが来ました。 そして、次に取り組んだのが、ブルグミュラーでした。 これがもう、曲のタイトルも楽しそうだし、音楽自体も楽しくて、 るんるんで自主的に練習しました。 それと並行して始めたのが、ハノンとツェルニーでした。 ハノンは、指を動かすだけで音楽的にはおもしろみのない曲ばかりですが、 なんとなく、何も考えずに単調に指を動かすだけ、というのも おもしろくて、私はさほど苦痛には感じませんでした。 ところがですよ。 ツェルニーには苦い思い出しかないのです。 というか。 弾いた記憶がまるでないのです。 先生に 「あんまり練習してこないから、これやらなくてもいいわ」 って、練習不足を厳しく指摘されたあげく、初っぱな中断を申し渡された という挫折の記憶しかないのです。 いまだに、小学校に入る前に弾いていた赤バイエルの曲でも 「あ、これ弾いたことがある」って思い出せるくらい、 結構良く覚えているのですが、 ツェルニーは、1曲も、全く思い出せません。 ずっと実家に置いてあったツェルニー30番と100番の楽譜も、 ほとんど新品同様にぴかぴかしてるし(多少の色あせはありますが) 私はずっと、 「私、ツェルニーは楽譜を買ったまま、ほとんど弾いてないんだわ~」 と思いこんでいたのです。 で、去年の今頃、ムスメがツェルニーを弾くことになったので、 どうせだから私のぴかぴかの楽譜を使ったらいいや、 と、実家で本当に久しぶりに楽譜を開いたんです。 そしたら。 弾いてるんですよ、これが。 ツェルニー30番も100番も、9番まで弾いてるんです。 いつの間に? しかも、 ムスメは1年かけて100番の7番まで進んだのですが(遅) 私、1曲も聞き覚えがないんです・・・(ー"ー) 誰が弾いたんだ、これ??<いや、私しかいないんですけど。 こんなに見事に記憶から抜け落ちるってこと、あるのかなぁ?? ちなみに、 並行して弾いていたブルグミュラーは、今でもちょっと練習すれば 弾けるほど覚えてます。 そして、小5から弾き始めたソナチネとバッハインベンションは、 しっかり記憶に焼き付いています。 記憶の不思議。 イヤイヤやったものは、すっぱりさっぱり記憶から消える・・・ ということ? というか。 ムスメの方が私よりはるかに長時間よく練習してきたはずなのに、 私が小学校中学年くらいのときに弾いていた曲集を、 中学生のムスメがなぜ今さらのったりのったり時間をかけて 弾いているのか・・・? というのも、ものすごく疑問。 鬼門のツェルニー。おそるべし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 30, 2012 12:33:06 PM
コメント(0) | コメントを書く
[趣味のピアノ♪] カテゴリの最新記事
|
|