カテゴリ:私の本棚
「お母さん!読んでみて、これ面白いから!!」
と、ムスメから昨年春に渡された本を、本日、読み終えました。 不思議の国のトムキンス復刻版 [ ジョージ・ガーモフ ] この間ムスメに会いに行ったときに、「もう一回読み直したいから返して~」といわれて、慌てて読了しました。 「よくこんなに難しい本を読んだねー」ってムスメに聞いたら、 「いやなんかこう、ふわふわーっとした感じが好きでー」と返事が返って来ました。 中身を完全に理解して読んでたわけじゃないのか、と知って、ちょっとほっとしたりして。 まだ私の方が知識がある! でも、あっという間に抜かれそうです。理系学生の基礎知識みたいなもんですから。 この本を読みながら、あー、私は昔、こんなことを勉強していたんだー、と思い出しました。 この名前もあの名前も知ってる、この原理もこの方程式も昔勉強したわー・・・と、脳の奥の方から次々と湧き出てきて。 若い時に学んだことって、脳の奥の方にこんなに陣取ってるもんなんだなと思い知りました。 今や立派なムダ知識、役に立ってないなー。 それにしても、この本、「本屋さんで目があっちゃってねー、高かったけど衝動買いしちゃったんだ」と、ムスメが自分で選んだのですが、私、ムスメをそんな子に育てたかしら? 本の感想ですが、お世辞にもわかりやすい物語だとは言えませんが、一度は相対論や量子論を勉強したことがあるけど今はうろ覚え、な人が、全体像をさっと思い出すには、情報がコンパクトにまとまっていて良い本だと思います。 ただ、翻訳が古くて訳語の選択や日本語の流れが今一つなので、現代風に翻訳しなおしたら、もうちょっと読みやすくなるかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 21, 2019 12:18:39 AM
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