|
テーマ:ニュース(99501)
カテゴリ:政治
先日, 石原都知事が都の法人事業税のうち年間約3000億円を地方に移転させる政府案を容認した. 東京都の税収が, 都内でのみ得られた利益ならともかく全国での収益によっている部分も多々あるだろうから, ある面当然といえば当然のことである. 都知事が気に入らないのは, 抜本的な改革を行わず, 対処療法的に今回の税収移転を強要したことの様である. これも確かにそのとおりである. 公平な税負担, 再配分を望むものである.
気になるのは, 都知事がその見返りとして要求した項目. 個人的にはオリンピックなどノーサンキューである. さらに気になるのは, 羽田空港の国際化. 確かに成田は遠い. かつては新東京国際空港などと言っていたのだが, 実際には東京に出るまで1時間半かかる. 羽田なら30分ほどなので, 国際線が運用されれば便利にはなる. しかし, では成田は何だったのかという問題が起こる. 再三の反対運動に対し建設を強行, 死者まで出した上, 村山首相 (当時) の謝罪もあってようやく沈静化. 多くの犠牲を払った上でようやく軌道に乗ったにもかかわらず, 無かったことにしようというのは虫が良すぎるというもの. もっともかつての扇国交相の発言であれば, 過去をないがしろにするものとして非難されるが, 都知事の場合は自らの自治体に有利な発言, 要望をするのは当然である. 今回, 福田首相は都知事の要望を受け入れたそうだが, 実際どのような対応をするのか注視すべきである. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.12.15 21:53:54
コメント(0) | コメントを書く
[政治] カテゴリの最新記事
|