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テーマ:特撮について喋ろう♪(4719)
カテゴリ:特撮
原作のデビルマンは高く評価しているので, 関連するものは極力見るようにしているのだが, この映画は試写会を見に行った友人から "お金が無駄" と聞いていたので未見. 先日, デビルマン 劇場版が地上波で放送されたのでようやく見た.
しかし, やはり駄作と言わざるを得ない. 短い時間で全て表現するのは無理にも関わらず, 主要なエピソードを網羅, さらに独自のシーンまで多々詰め込んでいるので, 全ての点で軽い. 一番の肝となるはずの "私は魔女" から "魔女じゃない!" への変化もまるで意味が感じられない. そもそも主人公である明, 了を演じる役者が素人同然なので, まるで説得力が感じられない. ストーリーに説得力が無いので, せめて戦闘シーンの大迫力が売りかといえば, これまたチャチ. これでは, どこに見所があるのかさっぱり判らん. 人気キャラのシレーヌもあの扱いでは浮かばれまい. 富永愛が, "シレーヌを演じられるのは自分しかいない." と発言したように記憶しているが, その結果があのデザイン, 造形なのか. 役者としての覚悟も無く, 大言壮語しないで戴きたいものである.
このように, この作品はファンの夢を土足で踏みにじったとしか言えない. 多くの人の思いを載せているのだから, その期待に応えるべきである. それが出来ないのなら, 過去の遺産に手を出すべきではない. これでは単に, 知名度を利用した金儲けに過ぎない. クリエーターと言うなら, もっとプライドを持って自らの力で勝負して欲しいものである. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.03.23 12:06:45
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