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テーマ:キャンプを楽しむ方法(4547)
カテゴリ:味のある ナイフ
シースナイフは、多くのものを物色した。 「最高のもの」「オールマイティーのもの」 を求めて購入。 購入した夜・昼 何時も「のた打ち回る。」 惣菜をきっている時 チーズを切っている時 薪を割っている時 『これがオールマイティーになれるか?・・・違う!!』と 独り言の繰り返し。 お酒を飲んでいる時は、怒りの鉄拳さえある。(笑) 分かったのは、一本のナイフでは万能はないこと。 では二本ざしではと考えた。 確かにアメリカでもカンガルーシースと言って ひとつのシースに2本のナイフを入れることがある。 ガーバーなどでも昔売られていたが、カンガルーシースのナイフはとても高額。 この日本風が欲しい。^^; なんと和風カンガルーシース 日本のカスタムナイフメーカーはたくさんいるが 「腕」が外国(アメリカなど)に通じる方は少ない。 日本では、話法で売れても 外国では、物の<でき>いかんで 売れないものは、一本も売れない。 この中で、当方が一番信用している佐々木弘司師匠に 形から機能まで依頼し、 製作工程も見せてもらうこととなったナイフ。 とても幸せな時間をすごした。 依頼内容:(^^) 1.軍用剣のように、ロックがかかる事。 (肩に逆さにつるしても抜けない。) このロックは、全部手作りなのにしっかりしている 2.籐巻き、籐の砥石研磨、漆塗り (籐を巻いて、上から研磨し平らにしている) 3.ベルト通しつき 鞘の厚みを変えず堅牢なベルト通しを3日間師匠と考えた 4.バットキャップ・鞘の端などは、黒水牛 ただ付けたのではなく四角の切り出しの凹凸を作りパチッとはめ込んでいる 5.ハンドル中心は凹型(持つところが内側に湾曲) 6.ヒルトは楕円の5mm外出しの真鍮 真鍮に飾りまで入れてもらった 7.剣の形は、全国で販売されているマキリ型(違法性がない) 8.材質は、D2のヘアーライン。大きい方は、5mm厚。 9.木の鞘 ぎりぎりの鞘の作り方で腕が分かる 10.大小2本のナイフ・カンガルーシース型 全長 :290mm 重量 :312g この製作時間は、6ヶ月に及んだ。 休日ごとに、製作の工程を見に行き14日間見させてもらった。 製作の7割ぐらいは見れた?? さすがにプロで、通常このような依頼内容では、 鞘が太くなるはずが、ぎりぎりの設計をうまくしていただいた。 しかしここまでくると、使う気がしなくなり 「いつか使おうと思っているナイフ」となった。 師匠曰く、「『ターボー』が定年後作るナイフの目標にしたら」 と当方の人生にまで、影響を与えかねないものとなってしまった。 師匠、ここまで作ってくれてありがとうございました。 今回は、当方のトップクラスのナイフの自慢話でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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