売り上げが伸びない 本当の理由
売り上げが伸びない 本当の理由ビジネスホテルにとり、1日に成立するインターネット予約は、規模の小さいところでも2,30件。箱の大きいところならそれこそ、コンスタントに100件程はインターネット予約となっている。日中 人手がいる時間帯に流れてくるなら然程の問題ではないが、チェックイン業務をこなしながら、当日分の予約を見つけ出す作業は労を要す。加えて30分周期でしか流れてこない予約通知に対しては、つねに不安と不便さを感じていた。予約通知より先にお客様がお見えになるケースも多々ある。ある程度パソコンに明るいスタッフを配置できれば、メール自動印刷ソフトを活用してリアルタイムに近づける方法もある。が、問題が無いわけではない。幾度のトラブルやオーバーブッキングを繰り返し、やがて自動手仕舞い時間を迎えるより前に、部屋在庫を落とす事が、ナイトスタッフにとっての業務となり常態化していたのだ。俗に言う、「部屋出しが甘い」という例の一つだ。売れる部屋があるにも拘らず販売を止める。経営側からみれば目眩が起きそうだ。程度の差こそあれ一般的には、経営側は部屋を多く出し、矢面にたつ従業員は早めに部屋の販売を止める傾向にある。では何故 「部屋出しが甘い」となるのか1)30分に1度しか流さないFAX送信者が悪いのか?2)満室になる前に、部屋を落とすスタッフ自身が悪いのか?3)前日までに部屋を埋めきれない販売に問題があるのか?4)改善を怠っている管理者(経営陣)の責任か?様々な要因が考えられるが、逆に肯定的な考えとしては、・確実に埋めきれていたという統計的データがあり、インターネット販売を止めて、 電話・ウォークインによる定価販売に切り替えてADRを上げる方法という事なら頷ける。この「部屋出しが甘い」という事象は、何もビジネスホテルに限った事ではなく、部屋数が少なくなればなるほど潜在的に起こりうる問題である。どんなにIT技術が発達しても、人間を抜きにしたらパソコンはただの箱。それを操作する人間、受け取る人間がいて初めて仕組みが生かされる。「部屋出しの甘さ」とは、信頼関係 を指し示している。カルテでは読み取れない項目なので、管理者やコンサルの諸氏には留意していただきたい。ならどこから読み取るか?近日中に 楽天ブログとは別に、新たなブログを立ち上げる予定です。詳しくはそちらをご覧いただきたい。