テーマ:小説を書いてみる。(199)
カテゴリ:アスラン 好きだぁぁぁぁ!!
はいGWです
外出自粛の折り、専ら家の中で物書きしてます あ、ちゃんと家事もしてるよ! イザアスの連載4話と5話は 昨日サイトと支部にアップしました 加筆修正したのでちょっと文字数増えてます(笑) で今週は6話めっつーか エピソード0的な イザさんとアスの出会いのお話を書きたいなーなんてね 最初の書き出しだけちょこっとね ↓ ↓ ↓ 私の名はイザーク・ジュール。 少しばかり名の知れた考古学者だ。 学者と聞くと、論文執筆に日々を費やしたりだとか 研究室に籠りきりで資料を矯めつ眇めつというイメージがあるかも知れない。 しかし、俺はそんなカビが生えそうな生活は好まない。 自ら現場に足を運び、自身の手で発掘をするのが身上だ。 地に埋もれていた遺物が再び日の目を浴びる時。 過去と現在が出会う瞬間に立ち会う感動は何物にも代えがたい。 これぞ、研究者冥利に尽きるというもの。 しかし遺物は時に、心無い人間の手によってその尊さを奪われる。 無残に破壊され、奪い去られ、手を加えられ 本来の姿を留めない憂き目に遭うものの何と多い事か。 全く嘆かわしいことだ! 巷には貴重な遺物を売ることを生業とする者が蔓延っている。 故に俺はそれらを救うべく散財することも厭わない。 忌々しいことこの上ないが、背に腹は代えられない。 貴重な遺物を守ることが俺の使命の一つだと思っている。 思っているの、だが。 「ってぇことで、これ領収証。頼むぜ、イザーク所長サマ。」 「ちょっと待て。一体どういう事だ、ディアッカ。」 暁の皇子と不遜な下僕 改め ゾンビ少年と憂鬱な保護者 0(世にも奇妙な物語) 全く、こいつはいつもいつも。 「いやぁ、すっげー貴重な品だってよ。 なんつっても王家の谷の西のはずれから掘り出されたそうだから。」 小型トラックの荷台から”それ”を下したディアッカは 腹が立つほどホクホク顔だった。 「で?それを貴様はどこで手に入れたんだ。」 「ん?バザールの奥にいた爺さんから。」 「バザールだと!?そんなどこの馬の骨とも知れない爺から買ったのか? この額で!これを!!」 ・・・・・・・・はぁ。 溜息しか出ない。 いわゆる高級車が買えるだろう金額。 俺にとってもはした金とは言い難い額を即金で払ったと? 貴重な品に対しては惜しむつもりはないが買った場所がバザールとは。 「これ石棺だろ?ってぇことは中身はミイラだ。 お宝ザックザク、キラッキラな副葬品。は、入ってなくても貴重なモンだぜ。」 目の前にあるのは、確かにどこからどう見ても石棺だ。 表面の装飾や形状は、見る限り紀元前1500年ごろのもの。 本物ならば中身はミイラだろうが、しかし。 地元の者たちは強かだ。もっと足元を見る。 本物なら、いや偽物でも、もう少し高く吹っかけるだろう。 ここに書かれた金額が何よりも雄弁に語っている。 即ちこれが”ガラクタ”であるということを。 ってな、感じで初めてみる お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 4, 2020 09:46:18 PM
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