テーマ:小説を書いてみる。(199)
カテゴリ:アスラン 好きだぁぁぁぁ!!
5月18日はキラ&カガリの誕生日だったんで
その小ネタ的な話をサイトと支部にアップしておきました おめーーーーー! んでもって 考古学者イザさんと皇子アスのお話 前回エピソード0だったもんで 今回のお話のNOは6になります わーややこしーなぁ まぁ、ゆっくりボチボチ書きますわ んじゃ、最初の方ね エピソード0の目覚めちゃった直後からの話になります ↓ ↓ ↓ 暁の皇子と不遜な下僕 改め ゾンビ少年と憂鬱な保護者 6(下僕か保護者か) 「俺は姫じゃない。皇子、アスランだ。」 「皇子、だと?」 目覚めるなりご機嫌斜めの”暁の姫”改め”暁の皇子”。 この場合、目覚めたというのか蘇ったというのか。 いずれにせよ、目を開けて喋ってはいるが死んではいるのだから どちらも正解なわけではない。 この際、どちらでも構わない。 というかこの状況にどう対処したら良いものか。 「イザークと言ったな。」 アスランと名乗る皇子は、はぁぁ、と深い溜息を吐いて 「下僕が主人の性別を間違えてどうするのだ。」 胡乱気な眼差しを向けてきた。 いやいや、棺には”暁の姫”と刻印されていただろうが。 文句なら紛らわしい埋葬を行った責任者に言え! ・・・・・・というか。 聞き違いでなければこいつは今、俺を下僕呼ばわりしなかったか? 余りにも耳慣れない言葉に脳が拒否反応を示したようだが。 下僕。うむ、確かにこいつはそう言った。 召使。下男。奉公人。呼び名はいくつかあるが。 「・・・・・げっ、下僕・・・・・だとぉっ!?」 いやいや、ふざけるのも大概にしろ。 「何を驚いているんだ。」 ”暁の姫”改め”暁の皇子”はますます疑わしげな視線を向ける。 「お前は俺の身の回りの世話をするために、ここにいるのだろう?」 「く・・・・・・・っ。」 確かに皇子ならばそういう者らに傅かれているだろうが、しかし。 この俺が! 名門ジュール家の後嗣たる俺が、下僕呼ばわりされるとは! 生まれてこの方、こんな無礼な扱いを受けたことはないぞっ! 「俺は断じて下僕などでは。」 「まぁ、些細なことは捨て置こう。」 俺の怒りなどどこ吹く風と受け流し アスランは大きな瞳を右に左に鷹揚に揺らした。 「取りあえず、何とかしろ。」 「ぐぬぬぬ、何とか、とはなんだっ!?」 「窮屈で動けないんだ。」 それはそうだろう。 ぴったり巻かれた布はまだ肩と胸の上部までしか出ておらず まるで寝袋からひょっこりと顔を出したキャンパーか 外を窺うミノムシのような状態だ。 よくよく見ると、なかなかに愉快な光景ではある。 つい、まじまじと眺めていたのが気に入らなかったのか アスランは眉を寄せ、益々不機嫌になっていく。 「お前か?こんな仕打ちをしたのは。」 「仕打ちだと?これはお前が。」 埋葬されたからだ、と言いかけて口を噤んだ。 この皇子は自分が死んだことを知っているのか。 というか、人は自分の死というものを自覚できるものなのか。 死に行く自覚があったとしても、目覚めてしまったらば それは無かったことになるだろうか。 「何なんだ、この窮屈に巻かれた布は。 一体、何のつもりでこんな事をしたんだ。」 事実この皇子は何事もなかったように悪態を吐いている。 「これではまるでミイラのようではないか。」 はい、今日はここまで 次くらいで終わるかな。 今回の話は短いです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 20, 2020 07:52:39 PM
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