テーマ:今日のワイン(6005)
カテゴリ:Degustation
いやはや30年余飲んできて何度か現地踏査しSancerreのfirst tierは両CotatとVatanで終わりだと確信していた。ダグノーのシェヴィニョルも飲んだけどあれはmicro oxidizationをかけて膨らましたところにあざとさを感じ、感心はしたが感動は受けなかった。が、ここでまさか新しい作り手が入ってくるとは思わなかった。 久々に感動したSancerre。完熟、低収量から来る物凄い凝縮。青臭さは感じられない。それでいて綺麗な酸が有り柔らかさも感じられる。酒躯は中庸で安Sancerreに有りがちなシャバシャバ感はない。複雑味厚みの有る果実は18ヶ月樽熟から来るのだろう。樽はFoudreで酸化や樽香をつけないように考慮している事が窺われる。スタイル的には線が細いCotatよりも洗練さを感じ、力強いVatanよりもスタイリッシュ。3(4)ドメーヌどれもスタイルが違って面白くなってきた。 所有畑は13ヘクタール余と中規模だがだがキュベは赤1、ロゼ1、白は区画、樹齢を考え作りを変えた7つとこの規模のドメーヌにしてはかなり細かい。Cadastre(土地台帳)の区画番号入りMonopercelle(単独畑)は2つ、いずれもこのドメーヌのフラッグシップ。 残念ながら日本にはほぼ未入。米でもまだブレークしていないが早晩のブレークはほぼ間違いないだろう。とりあえず少し抑えた。 かなりの感動に久しぶりにSancerreに行ってこのドメーヌを訪問したくなった。今ならまだ会えるだろう。 行くかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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