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前にRMシャンパーニュはシングルモルト、NMはブレンデッドウイスキーに喩えれると書いた。基本自分はRMしか飲まないが手持ちにはNMの上級キュベも幾多か有る。殆どセラーからの出番はないが。今日は久方ぶりに拠出。 まあ勿論どちらかと言えば美味しい方なのだがやはりマキアージュが気になってしまう。肌理の粗さを隠すためのファウンデーション的な炭酸にコンシーラー的な少量のドザ。まあ普通に美味しい範疇のシャンパーニュだ。褒め言葉だが。 話は変わるが贋作で有名なRK氏が逮捕された時所持していたワインも押収されたがその中に200本を超えるこのワインがあった。FBIの鑑定で全て本物。となるとこのワインを使って何を作りたかったのだろうと言う疑問が自然に湧く。自分の推測ではこのワインと同時に見つかったMeursault Charmes 1971を混ぜてCristalを作る積りだったののだろう。実際Cristalの空き瓶と木箱も見つかっている。 実際ブルゴーニュ、それもCdBのワインをちょっとばかり足してあげればかなり肌理細かいシャンパーニュ(と呼べるかは分からないが)になる事は何度も経験している。Cristalの細やかさは10g/lと言う驚異的ドザージュによるところが多いのだがブルゴーニュを加えて半分以下のドザージュで模倣出来れば本物よりもフレッシュ、ピュアに感じるのだろう。本物を越える贋物。本当の所はどうか分からないが、何と無く彼の真髄の一片で有るように思える。 まあどんなに素晴らしいシャンパーニュでもやはり炭酸のマキアージュは必要な訳で残った気の抜けたシャンパーニュを翌朝飲んだら前夜はあれほど肌が綺麗で魅力的であったのにどうしても肌理が粗く単純に感じられる事は経験しているだろう。 ある意味妖艶な美女と一晩過ごして翌朝隣を見たらファウンデーションが落ちてて素肌を見てしまった的な。 知らんけど。 とりあえず1本減った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023/10/14 03:16:04 PM
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