カテゴリ:本
2月とはいってもすごく寒かったり雪が降ったりインフルエンザが流行ったり 3月のいえいえ春分の日の声を聞くまで春の足音なんてまるで聞こえない北国なのです。 ♪雪の降る夜は楽しいペチカ♪ ペチカはありませんが暖かな部屋で読書はいいものです。 高野秀行 シルクロードというと中国の西安からヨーロッパに抜けるものですが 彼はもう一つまるで違うシルクロード 世界で一番知られていないシルクロード 西南シルクロード 四川省の成都を出発してビルマ北部を通って最後にはインドに着く 第2次大戦後誰も陸路でたどったことがないこのルートを 踏破する計画を立て実行に移す 中国は開放されて大丈夫だろうがビルマ北部とインド北東部は 少数民族ゲリラと政府軍の紛争地帯になっていて しかもジャングルだというのに。 大丈夫だと思っていた中国西南部から中国公安に捕まり波瀾万丈の旅立ち それでも高野秀行は決して諦めず次々とゲリラを味方に よれよれになりながらもやり遂げてしまうのです。 ビルマ・インドと密入国した彼を待っていたものは・・・ 最後までハラハラさせられる冒険です。 西安シルくロードは密林に消えた。 しかし、その記憶は永遠に消えない。 最後のこの言葉の意味は以外にも重いもの 密林の中の人々の生活の実態を高野秀行は詳しく書き 私たち読者はしっかりと読み記憶にとどめたのですから。 面白い本です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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