カテゴリ:社会
何も知らない私は本を読んでいたのですが、 呼び出されて慌てて駆けつけようと玄関を出ると 夕方5時過ぎに通った時には何でもなかった道なのに、 いつの間にかあちこちに膝以上の吹き溜まりができているのです。 家から100mほどのところでしたがひどく遠く感じました。 大勢の人がいてくださって 車の下の雪をかきだしたり、押したり引いたりしてくださっている。 「こっちの車が空回りしているから、ここにヘルパーを入れて。」 「前に動かしてみたら。」 「下がつかえているから雪をもっとかきだしたほうがいいよ」 「前はもっと深くなるから、後ろに動かしたほうがいいよ。」 それぞれに経験上からの知恵を授けてくださる。 知っているのはお願いしたお隣のご主人だけで、 ぼんやりと分かるけれどお名前も知らない人たちばかり合わせて9人 みんなで掛け声をかけて力を合わせて何度も何度も繰り返しようやく脱出 でも家への道は吹き溜まりができているので、 助けてくださった家の前に一晩車を置かせていただきました。 お礼を言って家に帰ると11時 こんなに遅い時間に1時間近くも快く助けてくださったことに深く感謝しました。 持つべきものは良き隣人です。 日曜日の朝は、夜明けとともに入った除雪車の大量の雪をよけ 車を引き取りに行きました。 そしてお菓子を買って1件1件お礼に伺ったのですが、 思いがけなく遠くの方もいらっしゃってびっくり。 「いやあ、ちょうど僕も違う道で埋まって、 みんなに助けられて脱出したところだったんですよ。」 彼は一番熱心に脱出法を考えてくれた人でした。 本当にありがたいご近所の底力 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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