カテゴリ:本
机の横のブラインドを少し開けてみると外はうっすらと雪に覆われています。 今日は1日中マイナス、真冬日の予想の札幌 本格的な冬の訪れでしょうか。 先日、新聞の片隅に、新型インフルエンザにかかり重症になった子どもを 無理やり病院から連れ出して死なせた両親が捕まったという記事が載っていました。 中国での話で、両親は30数万円の入院費の20万円ほどを払っていたけれど 残りを払えないという理由で。 胸が痛くなる記事でした。
貧者を喰らう国 中国格差社会からの警告 阿古智子 焦燥、怨嗟、慟哭、絶望・・・・・・「格差」が人間を破壊する 中国建国60周年、共産主義の理想は、なぜ歪んだ弱肉強食の社会を生み出したのか。 エイズ村、農民工、教育格差・・・・・・ 貧困地域に深く入りこんだ女性研究者が描く「格差大国」の現実。 隣国から日本への警告 エイズ村がなぜ生まれたのか、貧しくて売血してお金を稼ぐしかなかった農村の実態 農民として一生過ごすことしかできない戸籍制度が縛る貧しさの連鎖 農民に課せられる重い税金 地方にはびこる官吏の腐敗 農村生活者と都市生活者との広がる一方の格差 ・・・・ 実際に中国の奥深く現場に行って聞きとりながら書いただけに 農民達の生の声の重みが伝わり読むのが苦しいほど。 「保険証を持たない高校生が1万人・・・」と先ほど ラジオから聞こえました。 相対的貧困率がOECD諸国の2位という日本 格差社会が広がる日本にも大きな警告を鳴らしている本でもありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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