カテゴリ:本
「やるしかないじゃない」 亡き妻の口癖に励まされて行動を起こしていく中学の数学の元教師鈴木 妻の仕返しをするために職を辞し敵を追いかける彼の一途さに惹かれて慌ただしい中で買った本 グラスホッパー 妻を轢いた怪しい会社のどうしようもない寺原長男が目の前で誰かに押され車にはねられる そこから話は複雑に入り組んでくる 鯨と呼ばれる相手を自殺に誘う大きな男 蝉のようにうるさく喋りまくるナイフ使いの殺し屋 そして、その3人が追う押し屋 槿(あさがお) ・・・・・ 私が予想していたのとはまるで違う内容のハードボイルドでした。 伊坂幸太郎ですから現代社会の世相を盛り込んでいて一人ひとりの描写も面白かったけれど 臓器を売ったりする怪しい会社は本当にあるらしいし、殺し屋さんを依頼する政治家たちも 今の時代には本当にいそうで怖かったです。 息子に貸すとあっという間に読み、面白かったよ、と。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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