|
カテゴリ:サービス/プロダクト
「投信の光と影」という記事が、今朝の日経新聞「大機小機」欄に載っている。
「陰陽」氏の署名記事だ。書いてあることは、常々私も感じていたことで、 以前にこのブログにも書いたことがある。投信の販売において、顧客を正しい 理解へと導く努力をせずに、とにかく今人気があって、売れさえすればいい のか、という疑問である。 記事では、売れている投信の特徴を2点でまとめている。1点は海外一辺倒に なっていること、もう1点は頻繁な分配型であることだ。確かに現在1兆円を 超えるファンドは5本あり、3本が海外証券100%、2本が50~80%が海外証券 を組入れたものとなっている。また4本は毎月分配型、1本は隔月分配型だ。 売れるから、同様のファンドが発売されることも多く、上位のファンドには 皆この傾向が強い。 陰陽氏の指摘によれば、1点目は「国内の資本市場に対する個人投資家の 確信度が低い」からではないかという。2点目については、分配金は課税の 対象だから、そのたびに税負担が生じ、投資効率は著しく低下している。 にもかかわらず人気があるのは、「投信の分配金と預金利子との性格の 違いに関する投資家の認識不足が考えられる」としている。全く同感だ。 預金の利子は受け取っても、元本は変わらない。だから利子の高いものが、 利率のいい預金と言える。でも投信の分配金を受け取れば基準価額(時価) は下がる。分配金が収益の一部だからだ。収益が上がったら、それを一旦 外に出すのが分配金。収益が上がらないのに、同じ金額の分配金を外に 出したら、それだけ原資は減ってしまう。つまり分配金が多いからといって、 単純に収益率の高い投信とは限らないわけだ。しかも一旦分配しておいて、 税金を差引かれてから、また再投資するぐらいなら、分配せずにおけば、 それだけで税金分が有利になるのだ。もったいない。 今朝は朝からビックリした。昨日帰ると、小2の二男がカタツムリを3匹、 どこからか捕獲してきて、袋に入れて玄関先においてあったのだが、今朝 階段の端に見慣れない物体を発見した。そう、カタツムリが脱走して歩いて いたのだ。朝からの雨で喜んでいたのだろうか。袋を縛らず、折り曲げて いただけだったから、簡単に脱走できたのだろう。 実は、袋にいたのは1匹だけ。そして1匹は連れ戻したが、あと1匹は行方不明 のままだ。ケースに移し替えてきたから、もう脱走はできないと思うが、 あと1匹どこへ行ったのだろう。ひょこっと、台所から出てきたりして・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|