長くなりそうなので、2度見の追記。
由布姫のこととか、気になるところはあるんだが、
やはり、
勘助と景虎を絡ませたのは、
ある意味、絶妙と言って良いでしょう。
『絶対にあり得ないこと。』
であるにもかかわらず、
面白く見えるのは、
それぞれのキャラを少し描くというネタフリをしただけではなく、
今まで、両キャラをキッチリと印象的に描いたからだろう。
水と油と言って言い2人が、相まみえた時。
それは、一種の化学反応となって、
ドラマにオモシロ味を出したのだろう。
対決だけでなく、
住職による、曼荼羅の教え。
天と地
という言葉まで、
2人の関係を表現しきったと言って良い。
お互いに譲れない信念。
だからこそ、対決は架空なのに真実味を帯びるほどの印象となった。
NHKの大河ドラマと言えば、
昨年のドラマがいい例だが、
史実を無理矢理繋げるような、強引なドラマ作り
をする場合がある。
それは、歴史ドラマという言葉に縛られるあまりの、
強引すぎる演出となって現れてくる。
この事は、昨年だけでなく
今まで、ずっとあったことだ。
が、この話。
事実も織り交ぜながら、
良い感じの絡みで、持って行った。
それは、
事実を事実として強調しなかったところに、
大きな挑戦があったと思える。
そのため、明らかに架空であるにもかかわらず、
事実が鼻につく感じにもならず、
面白いドラマに仕上がった。
正直。
『つなぎドラマ』は、こういう作りの方がおもしろい。
無理に史実なんてあわせる必要なんて無いしね。
なんといっても『ドラマ』なんだから。
そういう意味で、革新的つなぎだったと思える。
NHKの大河なのにね。。。
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Last updated
2007.10.21 21:34:56
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