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カテゴリ:ドラマ系の感想
『もう一人の容疑者!呪われた映画の秘密』
内容 マリコ(沢口靖子)乾(泉政行)美貴(加藤貴子)ら科捜研の面々は、 テレビドラマの警察監修を依頼され撮影所にいた。 その帰り、撮影所の一角の資材置き場で事故を目撃する。 木材の下敷きになったプロデューサー・後藤勝臣(谷口高史)の姿があった。 日野(斉藤暁)が、機材を持ち合流。事故と思われたが、マリコらは検証開始。。 一方、土門刑事(内藤剛志)は、関係者に聴取。 “怨霊少女”の主演女優・青山ユリエ(吉井怜)や監督の磯村康平(石田太郎) ユリエの事務所の社長・荻原佳代子(筒井真理子) そして照明係の小宮山健吾(六平直政)らは、事故だろうと言う。 だが助監督の久保真(岡嶋秀昭)は、先日も照明機材のボヤ騒ぎがあり 事故ではないと言い始めるのだった。ユリエへの脅迫電話もあったと。。。 科捜研の分析で、木材を固定していたゴムなどから、 リモネン、炭酸カリウムの成分が検出。 リモネンで、留め具のゴムを溶かした事件の可能性が高まっていく。 また現場には、ガーベラの花びらが落ちていたことから、 出入りの花屋・斉藤和代(紅萬子)橋本悦子(前田愛)に聞くが、 不審者を見ていないという。 そんななか、 同じ撮影所にいた時任由美(三津谷葉子)水原さつき(藤井ゆきよ)らは、 幽霊話を口にし始めるのだった。 また“怨霊少女”の主演女優のユリエからも、同じようなことを。。 18年前のオリジナル版、その主人公の少女・南条すずの呪いだと。 姿を見たスタッフもいると言うのだった 土門が調べたところ、 前作は大ヒットだが、その後主演の南条すずは人気が落ち、そして行方不明に。 前作でもスタッフの磯村、荻原、後藤らは、すずが落ち目になると斬り捨て、 代わりにユリエという子役を見つけ、売り出していったらしい。 犯人への手がかりがまったく掴めないマリコと土門。 そこへ新しい事件が発生する。荻原佳代子が、階段から転落事故。 佳代子は、なぜか、ボヤ騒ぎのパラフィン紙を持っていた。 パラフィン紙などを分析したところ、指紋と口紅の成分が検出。 その証拠から、ボヤ騒ぎと木材事故の犯人が時任由美と特定される。 映画の主演に選ばれなかった腹いせだった。 しかし、由美は、階段で突き落としていないと証言。 マリコも、炭酸カリウムが解決していないと言い始め。。。。。。 敬称略 今回のお話。。 ちょっとした、2時間サスペンスですね。 何と言っても、“犯人”が、2人いるのだ! それを1時間のドラマの中に、 かなり強引に詰めこんだ印象ですね。 正直、情報が多すぎて、整理するのが、難しいかったです! でも、2人いるため、良い感じのミスリードになっていますよね。 “科捜研”シリーズの中でも、屈指の物語になっています。 ポイントは、炭酸カリウム。 なぜ、毒にもならないような物質が多く含まれていたのか?? そこにこそ、本来の事件の意味があるので、面白いことになっていますよね。 だまされ自ら命を絶ってしまった父の仇を討ちたかった。 父が使った“毒”を使ったはずだったのに。。。。死なない。。。 青酸カリ。。。が変質する“潮解”という現象 毒は、無毒化されていた。 だが犯人である女性の心にある恨みの心は、消えない。。。 “よーさん、光を浴びて恨みなんか忘れるんや” キレイにまとめましたよね。 事件をてんこ盛りにしているのに、 解決で事件を丁寧に分離、そして分析しているため分かり易い! いいですね。こう言うのが“科捜研” 満足感が高い一作だったと思います。 それにしても これだけの犯人などをよくやる俳優さんを登場人物をたくさん入れて、 因縁などをよく作り込みましたよね。 普通の2時間ドラマでも、 ここまでやっちゃうと、わかりにくくなるモノですが、 いつもなら時間稼ぎで分析を長時間するところだが、そういうことを行わずに、 見せるところを見せ、見せないところは見せないとすることで、 ポイントを押さえているから、分かり難くならなかったのでしょうね。 まぁ、犯人が誰であるかは、バレバレですけどね。 そこにどうやってたどり着くのか?というのが、一番大事ですから! これまでの感想 第7話 第6話 第5話 第4話 第3話 第2話 第1話2hsp お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.08.27 21:00:46
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